バタオ逝去
引きこもりだがわりにしっかりしているノコリ 午前中、カゴの底で冷たくなっているバタオを発見する。 売り物としてやって来た当初から、カゴの中でバタバタし、売れ残って『文鳥団地』の一員になってからもバタバタ。自分からカゴを出ることを覚えないので、出て来たくないのだろうと、数か月放っておいたが、その間、放鳥時間中にバタバタ騒ぎ続け、捕まえて放鳥に参加させてやると、テーブルの上でいろいろ食べて楽しそうにする。ところが、何かの拍子にテーブルから落ちてしまうと、やはりバタバタ。テーブルに戻ろうとするのだが、へりにつかまろうとして滑り落ちることを延々と繰り返すのである。 頭のネジが1つ抜けていたのではないか、と疑われるのだが、それでも、自由恋愛でウメと同居するようになって、最後まで仲良しだったし、いろいろ食べることも覚えたし、売れ残りで1羽バタバタしているより、良かったのではないかと思う。やすらかに。 一方、11歳のノコリは、両目ともに白内障で、明るい室内に連れ出すとかわいそうなので、引きこもり状態だが、カゴの中での生活には支障がないようだ。 それでも、冬を乗り越えるのはどうだろう。毎日、いい子いい子となでてやりたいのだが、余計なことをせずにそっとしておきたい。