あきらめのステ
奥のオステは上を見続ける オステに平穏な生活をさせようと努力したが、すべては徒労に終わり、何かを学ばせることは出来ないとの結論に達した。何しろ、何度痛い目にあっても、飛び降りるし、飛び降りる時は頭から一直線だし、落ちて困っているのに救いの手からやはり飛び降りるのだ。テーブルの上に乗せれば上ばかり見るので、その視線の先の頭上休憩場に無理やり押し込んでやると(落ちると死の危険さえありそうなので避けていたのだが・・・)、今度は下ばかり見ている。それでは、と指で送ってやろうとすれば、何も考えず跳ね飛んで落下するのだ。 もはや、身の程をわきまえ痛くないように工夫するといったことは期待せず、落ちていたら指に乗せる(掴まれるのを極端に嫌う)、途中で跳ね飛んで何度か落ちるかもしれないが、気にしないことにする。・・・打ち所が良いことを祈ろう。