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夕方からkくんと待ち合わせて、晩ご飯を食べに行く約束をしました。
イモ子は直前に学部のときの友人と難波で会う約束をしてたので、 kくんと吉本新喜劇の前で待ち合わせをしました。 いつもkくんは待ち合わせ場所に車やスクーターで来るので、外で歩いてくるkくんを待つことはとても新鮮でした。 ケータイの着信があり、周りを見渡すと髪を切ってさっぱりしたkくんがこっちに歩いてきてました。 kくんと街中を2人で歩けることがイモ子をワクワクさせた。 手をつなぎたいな…とふと思うと、kくんが『はい』といって手をさしのべてくれました。 手をつないでキレイな建物の庭を歩いて、イモ子が想像する都会の大人のデートみたい。 kくんの目的の鶏料理のお店に着き、お喋りしながら楽しく美味しくご飯を食べました。 そのお店のカウンターがkくんのお父さんのお仕事であることを少しうれしそうに話してくれることが、なんだかかわいかった。 kくんが車が止めてある駐車場に、また手をつないでむかう。 kくんが閉まったお店のウィンドウを見ながら、『今何か欲しいものある?』って聞いた。 困らせることを分かっていながら、思ったことを正直に言った。 イモ子『kくんと一緒に過ごせる時間が欲しい。』 車の停めてある所に着いて、異変に気がつきました。 ・・・車に張り紙してある。 どうやら知らずに駐停車禁止のところにとめてたみたい。 張り紙を貼ってあるガムテープの痕がとれない(>_<) ガムテープを買って、夜な夜な12時過ぎにkくんとガムテープでガムテープの痕を取りました。 時間がかかったけど、そんな時間でさえkくんと一緒というだけで幸せに感じられる。 それからイモ子のお家まで送ってくれて、『今日は泊まって行ってくれるのかな。帰っちゃうのかな。』って思ってたら、駐車場に車を停めてくれました。 やった、今日お泊りだ☆ でも次の朝も早くからお仕事だから、早くkくんを寝かさなくちゃいけない! kくんに先にシャワーを浴びてもらって、『先に寝ててね』と言ってイモ子もお風呂に入りました。 今日はkくんは疲れてるから、マッサージして寝かせてあげようと密かに考えた。 お風呂から出ると、kくんはまだ起きてて、ガムテープを買うときに一緒に買った髪を結ぶゴムで何か作ってました。 出来たものを見ると、2本のゴムをねじってからわっかにしたもが2つ。 片方をイモ子の左手につけて、もう一方をkくんの左手に。 お揃いのものを、しかも手作りのものを彼氏から貰うなんて事初めてのことで、泣きそうなくらい嬉しくなった。 kくんがさらに『マッサージして』と言いました。 元々してあげようと思ってたし、ゴムを貰ったことがうれしくて、めっちゃ一生懸命マッサージしました。 一段落した頃に、kくんが『マッサージしてくれたお礼に、さらにプレゼントがあります。どっかの引き出しに入ってるから探してみて。』と言いました。 真っ先に下着の入った引き出しだと思い、開けてみると新聞紙に包まれて、赤いリボンで包まれたものが入ってました。 何だろうと思い、ドキドキしながら開けてみた。 新聞紙から出てきたのは、リボンで結ばれたFENDIの黄色い箱。 ブランドに疎いイモ子だけど、それだけで高価なものって分かった。 『こんな高いもの貰えない!』というと、kくんに『じゃああげない』と取り上げられた。 でもやっぱりkくんからのプレゼントは欲しくて、『ごめんなさい、下さい。』って言った。 改めて箱を貰って、またドキドキしながら開けると、ピンクベージュのお財布でした。 イモ子はずっと、PORTERの男物のkくん曰く『ボロボロ』のお財布を使ってたんです。 あんまりモノにこだわりのないイモ子なので買い換えることなく、やぶれるまで使おうと思ってたんですが、やっぱ20代の女がそれじゃマズイですよね。 イモ子には勿体無さ過ぎるお財布だけど、これに見合うほどのイイ女にならなくては! うれし過ぎる。 幸せすぎる。 あ~、でもお財布なんてまたず~っと毎日使うものなのに、これから先ずっとずっとkくんのことが忘れられなくなるじゃないか!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.19 16:59:24
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