カテゴリ:つぶやき
今夜は、思春期息子たちと3人、
新宿サザンシアターで、再演されている「Winds Of God」を見てきました。 笑ったり泣いたり忙しかったけど、とても感動。 現代の売れない漫才師が交通事故をきっかけに、 太平洋戦争末期の特攻隊員であった前世に、タイムトリップしてしまう話。 詳細はこちらで。 実は、この作品、17年前に今井雅之さんが初演された時にも行きました。 まだ1歳にもならない、長男を連れて。 その時は、確か「リーインカーネーション」(輪廻転生)のようなタイトルだったと思います。 当時、お芝居の題材としては、かなりシビアで重いテーマであった、 戦争と、若くして亡くなった特攻隊の方たち。輪廻転生説。 それを、戦争に対する想いや、「特攻隊員たちも今の若者と変わらない若者であった」という事、 命の繋がりの不思議さ・大切さ。 そういうものを、お笑いもアリのものすごいエネルギーで、 全身全霊で伝えようとする今井雅之さんに、ショックと感動を感じたのを覚えています。 今井さん・スタッフの皆さんは当時のエネルギーのまま、 いや、現代社会の状況に対して、もっと当時より熱い想いで、 今回の公演をスタートさせた事を感じました。 当時0歳、現在17歳になった高3長男と、高校1年生の次男。 彼等の胸の奥には、今井雅之さんのカーテンコール最後の言葉 「No More War」 が、つき刺さりました。 終演直後、息子達は目をキラキラさせて、 「今井さんってかっこいい人だね。いろんな事考えちゃったよ。スッゴイ芝居だったなぁ」 コントの間の取り方なども、尊敬(?)だそうで。(^_^;) そのあと、今井さんにお会いする事が出来ました。彼は目を細めて・・・ 「あの時(17年前の初演時)に生まれた子がこんなに大きくなったんですか。」 そして、息子たちとがっちり握手をして、 「是非、いい世の中にしてください。」 この場を借りて・・・も変だけど、感謝で一杯です。 母子家庭の母が、思春期の微妙な時期の息子になかなか伝えられない大事な事を、 彼等の心の中に刻んでくださいました。 こんな想いとチャンスを与えてくれたのは妹(今井さんの大ファン)。 ありがとう。 「特攻隊員たちは、親や家族の事を想いながら死んでいった。 今は親や家族の事を想いながら殺す。」 平和を祈らずにはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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