シチューやカレー、イタリア料理などを作る時に私が叫ぶのは、
「ローリエ2枚よろしく！」
すると息子たちは、狭っこい庭の月桂樹の木から「プチップチッ」と、
「硬くてデカイけど2枚」と、キッチンまで持ってきてくれます。

数年前に一緒に働いていた、園芸の勉強中の仕事仲間がくれた、
20センチほどの苗木が、今は3ｍ近くになって、我が家の食生活に協力してくれます。

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うちに遊びに来ている、中・高生達の話。ずいぶん前から気になっていました。

「お弁当はない（作ってもらえない）から、コンビニの何かがお昼ご飯。
最近、飽きちゃったところで肉まんとか出始めたからラッキー！夕飯も似たようなもん。」

「夕飯を家族で食べる事なんて無いなあ。みんな忙しいからそれぞれ勝手に食べる。ここんちはみんなで食べるんだ～。俺なんて、いっつもパンとかおにぎりやソコラにあるものだぜ。」

淋しそう。そのクセ、強がる。

私が言うのは、
「もう、デッカイんだから自分の体の面倒くらい自分でみなさい！コンビニで目に付いたヤツじゃなくて、お肉屋さんのコロッケと八百屋さんでりんご一個とおにぎりとかね。成長してるあんたの細胞はものすごく大事なんだから！体に大事な食べ物食べないと、筋肉も育たないよ！」

彼等に、そんな事は言うけど、働く母の気持ちも良くわかります。
ご飯制作シンドイもん。

でも、将来を担う子供たち。
身体は、食べるものと安定した精神状態が作ります。
息子が小さい頃、メンタルなところで病気になった経験から「家のバランス」の大事さを、
かみ締めました。今の息子は能天気♪

食べるものはバランス良く摂って、健康に育って欲しい。20代前半で成人病とかじゃセツナイ！

私も仕事は、パツンパツンの事が多く、しんどい事がめじろ押しです。
でも、子供にかまっている余裕がないとは･･･思わない。
だって、仕事より大事ですもん。

誰かのために役に立ちながら、充実した人生を送れるような、
大人になる手助けを出来るのは、親や本人の人間関係。

逆に考えれば･･･

思春期・成長期の彼等に必要なのは、
身体の健康維持のための栄養バランスと、帰ってきたらホッとする家じゃないかな。
あとは彼等の考え方次第。

その二つが無いと、大人で親の私だってきっと参っちゃう。
でも、成長期の子供にそれを与えてあげられるのは･･･きっと親しかいない。

そんな事を考えながら、またしても保存食をせっせと作る。



思春期息子たちと、社会のバランス。
この間の選挙の様子を見ていても、心配だなあ。

でも、母は
自分の仕事でみんなの役に立てれば嬉しいと思って、がんばる。