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みどりの屋根

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2009年01月13日
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カテゴリ:テレビ・映画
今日は久し振りに映画を観てきました。
今年初です。


私は貝になりたい→ 公式サイト

今頃になってこの映画を観に行ったのにはチョイとワケありでして…(笑)


大雑把な内容を言うと…

高知の港町で理髪店を営む豊松(主人公)と妻の房江、一人息子の健一。
ようやく店が軌道に乗ってきた矢先、突然の召集令状(赤紙)が届く。
召集令状が届いた時から豊松の人生の歯車が狂いだしていく…。
戦争も終わり以前の生活に戻った頃、身に覚えのない戦犯として逮捕される。
極東裁判にかかりA級戦犯との判決が下るが、いつかはうちに戻れると
信じその時を待っていたが…




この映画に関しては、観に行く前から期待はしてませんでした ぶっ

時期的にはこの映画の上映も終わりに近付いているのか、
会場もやや小さめで観客の方も少なめでした。

子供の頃戦争を体験したと思われるご夫婦連れの方が何組か来場して
丁度私の後ろの座席に座ったご夫婦のご主人が奥様に
「昔は上映開始の時は『ブー』っとブザーが鳴ったモンだ」と
話していたのを聞いて、微笑ましくも時代を感じました(笑)


フランキー堺主演のオリジナル版は観たことはありません。
所ジョージ主演のドラマも観たことがありません。

なので、今回正真正銘初めて観る事になります。


私が思い描いていた『私は貝になりたい』と、実際の映画には
かなりのギャップがありました(汗)



批評をするつもりはないけど、個人の感想…


豊松の自分勝手な言いぐさと考え方、思い込みの激しさ
そして、こんなにも楽観的&軽くていいのだろうか?



そして、妻が夫の死刑執行を止めてもらうよう嘆願書を集めてる時、
高知の色んな土地を回って署名を集める場面がありました。

確かに景色はとても綺麗でしたが、四国・高知といったら
私の感覚では『とにかく暖かいっ!』というイメージ。

…んがっ!真冬に子供を背負って山を越えて署名を集める場面では
高知なのに『ここはどこの豪雪地帯?』って程スゴイ積雪&降雪。

四国にだけは上陸したことがないので全く判りませんが、
もしかしたら高知でも、ある一定の山では豪雪地帯なのかな?(汗)

そんな雪の中を人が歩いてるのにもかかわらず、山の中で鉄砲を
ぶっ放したまたぎのおっちゃん。
これは意味があってぶっ放したんですが、それは危険だよぉ~(汗)




そしてA級戦犯役で草なぎくんが、またぎのおっちゃんの母親役に泉ピン子が
チョロっと登場したんですが…「この映画は何なんだ?」と…(大汗)
この時点でガッカリ度MAX~。




散々言いたい放題だけど、凄いなぁ~と思ったのは
…ネタバレになるので隠します。

釈放だと言われ意気揚々と房を出たら、実は死刑執行宣告だった…。
その時の豊松の天国から地獄へ…奈落の底へ突き落とされた時の
狂った…というか、精神的に壊れたが目がなかなかのモノで怖かった~(汗)
あれに関してだけは名演技と言えます。



全体に軽いと散々言った後で言うのも何ですが、
矢野中将役の石坂浩二さん…彼が出てくる場面はズッシリ重い物を感じました。

そして、豊松と矢野中将の絡みの場面では、重さと軽さが何とも言えない
アンバランスな雰囲気を感じました(汗)



私自身、『私は貝になりたい』という言葉の意味を
何を訴えても聞き入れてもらえない苛立ちの中で『貝になりたい』と
言ったのかと思ったら…これが全く持って自分勝手な言いぐさ!
意味を知った時は、本当にガッカリでした。


今の時代背景と自分の価値観等に照らし合わせて観てるから
そのように受け止めたのか、若しくは当時の時代の時代背景が
そうだったのか…単に私がへそ曲がりなのか…(汗)





素晴らしい内容のはずなのに、何故か釈然としない気持ちになり
観終わった後もスッキリしないままです…。




車車車車車車車車車車


釈然としないと言えば、しばらくぶりにここに来たわけですが…
こんな時に限って車が止まってるのよっ!

朝通った時も同じ場所に別の車が止まってましてねぇ~(--;)




0112



今年は雪が少ないなぁ~…。






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最終更新日  2009年01月15日 10時58分45秒
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