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中二病進行中の冒険者の日記

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2008.04.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 …墓に行く前日、自分は生きたまま埋葬される夢を見た…



自分はホームルームの間ずっと墓のことを考えていた。
触れたらよくないことが起こる墓、この言葉に強く違和感を持ったからだ。
普通は都市伝説などが広まる場合は、
「××できるとそのカップルは永遠に結ばれる」
「××できると幸せになれる」

「手紙を×名にまわさないと不幸になる」
「××をしたらその人物(カップル)は不幸になる」
のような、条件を満たせば他人が不幸になる、または自分が幸せになる、
などといった占いじみたものなどが主だ。
そのいずれも何らかの形で自分の幸せにつながるようになっている。
だがこの噂はどうだろうか。

条件がある事は一緒だが、効果が違う。
・・・・・・・・・・
触った人が不幸になる。
そう…この噂は条件を満たしたものにとって何の利益もださない。
そのような噂がなぜ広まるのか。

ここまで考えた時点で自分はいてもたってもいられなくなった。

T山は学校からそれほど遠くは無い。
放課後の時間からいけば丁度6時くらいにはつくだろう。
そして自分は、この長いホームルームが終わるのをまった。



 放課後、チャイムが鳴るのと同時に教室をでる。
大内が「ゲーセン遊びいこうぜ!」などと声をかけたが軽く無視した。
電車に乗り30分
急いだかいもあってか、5時半にはT山につくことが出来た。

T山に来ただけで軽い満足間がある。
しかし自分は墓も探さないといけない。
それから自分は墓を探し始めた。

探すこと1時間自分は噂の墓らしきものを見つけた。



少し拍子抜けした。
確かに普通に墓に来れば見つけにくいような場所だろう。
だが見つからないような墓じゃない。

見つけるだけでほとんど満足してしまったのだが、
大内のいった「触れると不幸になる」と言う言葉を思い出す。
「まぁ…一応触れておかないと来た意味がないしな…」
と軽い気持ちで触れる

触った瞬間周りが夜になった。

━━━━━━━━━━━━━━━背筋が凍った

触った瞬間夜になるなどありえない話だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━嫌な感じがする

触ったとき偶然日が沈んだのだろう。
━━━━━━━━━━━━もしも…触れたら不幸になると言う噂が
そう自分に言い聞かせる
━━━━━━━━━━触れれば願いが叶うとして嘘で広まっていたら?
ここはいちゃいけないところだ…
━━━━━━━━それはもうすでに呪いじゃ無いだろうか?





もう帰らないといけない。
━━━━━━━━━━━━━━遅い
そう思った。
━━━━━━━━━━━━考えるのが遅かった

帰ろうと思い墓から背を向けた。















そこには髪の長い女が立っていた。



女は笑いながら喋りかけてくる

「なんだ?お前も触りに来たのか?」




格好からして同じ学校だろうと思う。
首にある組章が同学年だと示している


お前も触りに来たのか…?
こう聞いたと言うことはその女も触りに来たのだろう。
「…じゃあ…お前もか?」
聞き返す

「こんな所それしかすること無いだろう?」
何をあたりまえのことを?と言う感じで女は言って来た。

だがあの墓は危険だ。
触ったから分かる、あれからくるのはとんでもない悪意

女は墓に近づく。

「っおい!それに触るな!」
ほとんど叫びながら言う。
すると女は
「なんだ?お前もう触ったのか…まあみてろよ」

と墓の骨壷などが入っている戸を開けようとしだした。

…この女も墓に触れている
なのにコレを開けようとするなんて気が狂っているとしか思えない。


 戸には鍵がかかっていた。
「やっぱりか…」
女はそういうと何処からかカナズチを取り出し

戸を殴り始めた


何をやろうとしているか最初はわからなかった。

この女は、墓の中身を見ようとしているのだ。
この呪いの元凶を確かめようとしている。

気を失いそうになる。

なんて事を考える奴だ…

そうこうしているうちに戸は崩れ始め。

ついには壊れてしまった。

自分が止める間などなく…


女は墓を探り始め……黒い箱を見つけ出した。


自分はただ呆然と…黒い箱を見ていた。


良く見るとその箱は黒いわけじゃない。
箱にはびっしりと文字が書いており、黒く見えるのだった。
文字をみる。


なんて書いてるか分からない。
理解ができない。
ただ文字はお経などが書かれているんじゃない。
すべて人に対する恨み言や暴言の文字だと言うことが分かる。
しかしなんて書いてあるかは理解できない。
理解で正解だろう、
とんでもない量の悪意
こんなものを理解してしまえばおそらく自分は発狂してしまう。
それをシャットダウンしてくれる自分の脳に感謝する。


女は
「すごいな…こんなものが此の世に残っているなんて…」
と言いながら箱を開け始める。


だめだ。

外側をみただけで吐き気がくる

中身を見てしまったら自分はどうなる…?


━━━━━━━━━━━━━━女が箱を開けた

その瞬間自分は走り出した

女は呆然とした顔で自分を見ている。
こけたとしても構わずに
怪我をしても無視して


よほどすごい格好だったのだろう。

帰ったときに妹が自分の姿をみて顔が青くなっていた。


















後日談。

 とんでもない恐怖体験をした自分だったが不幸に襲われることなどなく。

次の日普通に登校した。

なにより女が気になったからだ。
あの女は中身を見たのだろう。
どうなったかが気になった。


しかし…自分は間抜けだと思う。
その女が自分の前の席の人物だと今まで気づかなかったのだから。


女に話しかける

確か名前は加倉とかいったか。

「…おい加倉」

「えっと?あぁ昨日の、生きてたのか!」
物騒なことを言われる。

自分は死ぬような目にあってた様だ。
しかし

「それよりお前あの箱は何だったんだ!」
箱のことのほうが自分にはきになった。
すると女は待ってましたとばかりに
「ああ…あの箱?お前蟲毒って知ってる?」
と言ってきた

蟲毒…たしか壷のなかに毒蟲などを入れて殺し合わせ
残ったが蟲最も強い毒を持つ蟲になるとか言う呪術の一種だ。

「あれはそれを人間でやったんだよ…」

どういう意味か分からない
「一人の人間に何十、何百、何千種類の呪いをかけてるらしい。
呪いといっても多種多用だ、丑の刻参りとか良く知られているものや、
人への悪口とか悪意も呪いに含まれる。
こうして打ち消しあいかかる呪いは、最も強いものとなる。その呪いをかけた人間の
心臓、それを触媒に使ったみたいだ。」

そうにやけた顔で加倉は話す。

つまり…それは呪いでさらに人を呪ったのだ
その人物は、そこまでして殺したいものがいたのか。
とんでもないほどの悪意…
吐き気がした。

だが待ってほしい
その呪いに触れたら間違いなく死ぬ
墓に触った俺はともかく
核に触ったこいつはどうなる…?


そう言うと加倉は




「そうなったらやばいだろ?…だから」





「燃やしてきたよ」
笑いながらそう答えた…















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最終更新日  2008.05.10 02:21:31
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