ビジネス実務法務2級、受検してきました。
商工会議所主催のビジネス実務法務2級を受けて来た。筆者の受検会場は横浜線淵野辺駅北口、桜美林大学キャンパス。デジカメがあれば写真でも撮ってくればよかった。このキャンパスは淵野辺駅の改札口とアーチ橋でつながっているという珍しいもので、青山学院大学の移転と共に「淵野辺=文京都市」にする戦略のひとつでもあるのだ。 非常にきれいな建物で、人が入ると自動的に灯りが点灯するトイレに驚いた。教室は小さくて、受検者は一部屋に30人くらい。合計60人くらいであろうか。これが相模原商工会議所管内だけの受検者とすると、全国レベルではかなりの数が受検するのだろう。 試験は、択一式が40問。これを2時間で解答する。ビジネス法務なので、中心は商法と民法であることは言うまでもない。株主総会・取締役会・破産・物件・担保・民事訴訟などは定番問題。企業が直面する法律問題を扱う訳だから、民法をはじめとした「基本法」だけでなく、ジャンルは途方もないほど広い。特許・著作権・独占禁止・景品表示・PL・証券取引・・・。消費者保護の法制についてはクーリングオフ関連が重要である。最近問題となっている悪質リフォーム詐欺、クーリングオフをさせない強引な手法が新聞で報道されているが、制度を適切に理解していれば被害は防げるケースも考えられよう。 問題では中国の法制度も取り上げられた。日系企業の進出を反映してである。そもそも中国は法治国家から程遠い現実は報道でご承知のとおり。その正反対なのが訴訟社会であるアメリカ、英米法の基本から米国内の訴訟実務の概要も出題された。 去年12月、ビジ法の3級を受けた訳だが、3級は簡単過ぎた。そして2級は・・・これは非常に難しい!問題は択一式なので、消去法が基本である。消去法で絞ってもなぜか2問が残るのはいつものこと。そもそも消去法で解答を出すという態度ではまだまだというところだろう・・・。この試験の合格発表は8月5日とのこと。