証券外務員二種、受検してきました。
今年初めて休暇を1日とった。確定申告するためと、証券外務員試験を受けるため、である。証券外務員試験は、平成16年から素人も受けることができるようになった。日本証券業協会が、証券会社の社員に対して行っていた試験だけに、業界人向け、という色彩が極めて強かった。二種外務員試験に限って、一般の人たちも受けられるようになった訳だ。申し込みも全てネット この試験の申し込みは、アール・プロメトリック社のホームページから申し込みをする。ページにアクセスすると、IDナンバーの取得をすることになった。これもかなりおもしろいものだ。ちなみに受験料もカードで払った。実際の試験の申し込みの方法も、他の資格試験ではみられないユニークなものだった。まず、この試験は平日、全国どこかで実施される。自分の家に近い提携専門学校を選んで、会場を選択する。試験は毎日行われている訳で、まるで運転免許の試験を思わせる。会場の選択をネットで行って、確認書とかいうページを印刷する。これを試験会場に持っていけばいいのである。当日、現地にて受検~これはかなり変わった試験 当日、会場となる専門学校へ行ってみた。行ってみてびっくり、雑居ビルの中にある小さな小さなパソコン教室が会場である。部屋も小さくて、10人入れるかどうかの個人教室を思わせる。受検者も5人くらいだった。しかも、外務員以外のIT系の試験を受ける方もおられる。プロメトリック社と提携している専門学校は、こうして空いている時間を有効に利用している訳だ。試験問題は、オンラインで配信されるはずであり、そうした設備はそれなりの費用もかかるかと思われる。 トイレをお借りしたら、なんとまあ、個人の住宅のトイレと同じである。前々から持っていたイメージとかなり違う展開になった。 いよいよ受検、人間は指定されたパソコンの前に座る。そのときに、パソコンの操作方法が書かれたボードと、メモ用紙が渡される。計算問題でメモをしていいようにだ。メモ用紙といっても、プラスチックの代物で、それにホワイトボード用のマジックが筆記具の全てだ。これで計算をメモるの? スタートボタンをクリックして、受検開始!マウスで回答をチェックしていく。計算問題、PERとか所得税の額とかを求める問題も出た。電卓はパソコンで操作する。計算結果を・・・仕方ないからマジックでボードに書いていく。0も6も9も全部●になってしまったよ!おーい! そんなハプニングを自分なりに解決して、70問全部を終えた。終了ボタンを押したら、「終わりです、結果を係員から受領してください」とのメッセージが。教室を出ると、係員がプリンタで早くも結果を印字している。そして「おめでとうございます」と結果通知を渡しておわり。 日本証券業協会:あなたは合格ラインの70%を上回っています・・・・などの文言が米粒のような字で印字されていた。しかも、「証券会社に入社し、外務員登録を受けなければ、外務員としての業務を行うことが出来ませんのでご留意ください」というただし書きが・・・。そんなこと、言われなくても分かってますよ(笑)。↑これを使いました。(CD付)特定口座設定、確定申告・・・忙しい休暇 終わってすぐ、となりにある信託さんで特定口座の切替手続きをした。この信託さんは、中途半端な元本確保型投信を強引に勧めようとするところなので、本当は窓口に行きたくはないのだが、今日はあっさり手続きだけで終わってくれた。相手はたとえ素人でも証券外務員、簡単には騙されないからね! 2件目、いつもお世話になっている証券会社へ、ある投信について質問しに行った。新興国の株式に投資するファンドが、なぜかネットでの買い付け取り扱いをしていないので、窓口の取り扱いなのか確認したかったのだ。窓口の女の人は、パソコンで調べるなり「もう募集口数が上限に達しているので新規申し込みを停止してますね」と説明した。年初に設定した投信がもう募集上限に?新興国への投資は、いろいろと注目されていることは分かってはいるが、ちょっと熱くなりすぎではないかな? 窓口の彼女は、申し訳ありませんと、ご丁寧に他の投信のパンフレットやフィデリティ投信のナプキン(笑)やティシュ等の景品を袋につめてくれた。この容姿端麗な彼女も当然外務員試験の一種ぐらい持っているのだろう。もっとも、目の前のお客さんがわずか数十分前に外務員試験を受けたなんて夢にも思ってないだろう。確定申告提出。こんなんで大丈夫かいな・・・ 帰りに税務署へ寄って確定申告を出してきた。税務署はすごい人人人・・・何箇所か誤りを訂正させられて出したものの、係官曰く「住民税がちょっと上がるかもね」だった。得になるかどうかは自分でも分からない。配当控除を受けたいからといって、ミニ株の配当「90円!160円!」などの金額をずらずらーっと並べるのは痛快?だったが、ほとんど意味無い行動のようだ(笑)。株式の売買損益を通算するのと配当控除を試しに受けてみる、という今回のおあそび申告書提出は完全に演習目的だ。本当に出さなければならなくなった時に、抵抗無くこなせるように練習するため、でもある。