じわりと金利が上がって来た!MMFを再検討してみる。
ミニ株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の8月の運用成績は、基準価格10622円、先月よりさらに戻した。顕著だったのはユーロ高、その恩恵を受ける分野を中心に基準価格を押し上げた。○プラスに貢献した部門・ミニ株:武田薬品、トヨタ自動車、デンソー、新生銀行 日経平均株価は一時1万6千円を超える場面も見られ、引き続き景気回復の流れは確固たるものである安心感から買われた。 トヨタのレクサスが苦戦している。外回り営業を強化するなど、てこ入れを図るそうだが、700万も出すなら私は迷わずベンツを買う(笑)。・投資信託:グローバルソブリン、フィデリティグローバルファンド、三菱UFJ外国債券オープン ユーロ高なので、ユーロ建債券を組み入れている外国債券ファンドがまずまずだった。世界各国の株式に投資するグローバルファンドも、フランクフルトDAX指数の猛烈な上げに見られるユーロ圏の堅調ぶりを反映した。・外貨MMF:米ドルMMF、ユーロMMF とにかくユーロは上げに上げた。25日のロンドン市場では一時1ユーロ=149円77銭をつけ対円での最高値を更新した。積立最中なのであまり歓迎できない。米ドルは117円をつけ、全体的に少々円安気味だ。最近の円安は日本の消費者物価指数が意外に伸びてないことに市場が過剰反応したらしい。117円をつけるとなると、証拠金で売りポジションをつくるか悩んでいる。○マイナスに作用した部門・ミニ株:ソニー、阪急HD ソニーは毎回いろいろ話題に事欠かない。ノートパソコンのリチウム電池が大量リコール、ソニーの負担は300億円に達する模様だ。あちゃー、やってくれたわーと落胆。・投資信託:今回は下げたものが一つもなかった。・外貨MMF:円安気味なのでこちらも該当無し。・商品:商品ファンド、金積立 商品ファンドが先月に引き続き元本割れしている。このファンドは、素人の手に負えないくらいの各商品市況に分散投資している。その総合成績がファンドの時価となるのだが、資産の半分は金の現物で手堅い。ところが金価格も下げに転じている。もっとも1ヶ月の動きで一喜一憂するファンドではないことはもちろんである。*今後の方針~金利上昇で見直される「短期金融商品」 金利がじわっと上がってきた。普通預金の金利だけでなく、これまで待機資金として必要悪的に使っていたMRFさえもじわっと上げてきた。もっともMRFやMMFこそ、金利の変化をまともに反映する商品と言えるだろう。これまで長い間MRFのまま寝かしていた待機資金をMMFに移行中である。これまでMMFはMRFとほとんど変わらない利回りだったが、最近0.25%ぐらい行くようになった。富裕層向け、などと気取ってる某銀行の普通預金と違い、MMFは1万円でも利回りは同じである。今後の動向に注目したい。