再生紙の偽装~おかげでコピー機の紙詰まりが少なかった訳で・・・
連日のように報道されている「再生紙のエコ偽装」問題、古紙の配合率を偽っていたという訳だが、「ということは本気になって古紙を使うとしたら世の中ちゃんと回るのか」という疑問を感じた。昨日のFMさがみ「サンセットーコースト」へ、自分の複雑な思いを投稿する。伊藤はるかさん、こんばんは 再生紙の偽装問題が毎日のように報道されていますが、職場ではコピー用紙が業者から届かなくなり、ヒヤッとさせられました。仕方ないから倉庫の上質紙を使うハメに・・・。そしたらやたらとコピー機や裁断機の調子がいいのです。 製紙業界ばかり叩かれていますが、紙を通す機械も「再生紙」に対応しきれてない訳だし、紙を使う側も、再生紙であることから起きる不便を辛抱する覚悟が出来ていなかった気がします。いい勉強になりました。~応援します~投稿もします~FMさがみとにかく「R100」とかいうマークさえ付いていれば、環境対策をやっている、と偉くなった気分にさせた訳だが、所詮それだけのことで、紙にまつわる「エコ」という課題を、製紙業界に丸投げしていたような気がする。掛け声だけは立派で、現場の実情を無視するのは我々の一つの欠点かも知れない。再生紙100%はかえって大量の漂白剤が必要で環境に悪い、という製造側の声もあるし、紙を使用する側の実情も、粗雑な再生紙で我慢できる態勢が整っているとは言えないのではないか。「再生紙」で郵便はがきを作ること自体が無理な話だった、という報道もされている。そもそも古紙が足りない状況だった、という報道もある。いずれも「エコ」というテーマが一人歩きをし始め、現実との乖離の辻褄あわせをせざるを得なくなった結果、こうした問題に発展した感がある。究極の目標は「エコ」にある訳だが、出来ることと出来ないことがある。出来ないことをはっきり問題として取り上げて頂ければ、逆に我々は業界を問わず知恵を出し合って取り組めると思うが。