ローソンが二酸化炭素を販売~カーボンオフセット
どんなに頑張って節電しても、電気を使う以上、二酸化炭素を排出している。ところが「カーボンオフセット」という仕組みを利用することで、どうしても出さざるを得ない二酸化炭素を相殺し、「ゼロ」にすることも可能となった。 コンビニでおなじみのローソンでは、20年4月から「オフセット」商品の販売が始まった。例えば1トン4500円を購入するとなると、代金はアルゼンチンの風力発電に役立てらる。会員カードのポイントで「オフセット」と交換できる仕組みもつくるようだ。ためしにローソン行って「排出権」を購入してみた!ローソン端末で商品番号を入力してレジに出してお金を払う~手続きは至って簡単だ。1週間ぐらいして購入したローソンへ行ったら、証明書とエコバッグをくれた。今回購入したCO2は、政府の償却口座に移転済みなので、この証明書で「排出権の売買は出来ない」ことになる。お金を出した人に、目に見えるメリットが見えにくいのが難点だが、「カーボンオフセットを懸賞キャンペーンと組み合わせたサービス」を開発する企業も現れた(凸版印刷等)。寄付という概念を超えたユニークなサービスが今後登場するのだろう。もしかして「カーボンオフセットをしなければ電気も使えない」という時代が来るのかも・・・。カーボンオフセットのできるCDも登場!作曲家の坂本龍一さんが、「カーボンオフセットのできるCD」を発売した。マキシシングル「KOKO」で、売り上げの一部が高知県での植林に使われるとのこと。こうした取り組みは今後、メディアを発信する側から次々と出てくるかも。