8月の投資運用成績~円高が響いてガタ落ち
日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の8月30日現在の運用成績は、基準価格10925円(評価額を投資額で割っただけの話)、先月末から大幅に反落した。先月末が「できすぎ」だったことは感じていた。あれこれ理由を分析してみると・・・・ プラスに貢献した部門投資信託~JPM新興国ソブリンオープン 新興国の債券に投資するファンドだが、基準価格がじわっと上がった。実はこれがよく分からない。リスク資産への不安感が増して、資金が流失(特にロシアとか)しているとの報道だが・・・。 ←世界の嫌われ者にマイナスに作用した部門投資信託 グローバル・アンブレラUBSフード(豪ドル連動型)~これは食料品価格と連動するファンド。豪ドル建債券に投資するから、豪ドルが安くなるとそのまま基準価格の下落につながる。 中央三井高金利ソブリンオープン~このファンドを買った理由は、ノルウェークローネの割合が大きいこと。資源国の通貨に比重を傾けていた結果だが、このところの原油価格の調整と円高で基準価格は急落した。同じ外国債券ファンドでも、欧米各国に満遍なく投資してる「グローバルソブリンオープン」と明暗が分かれた。このヘンの違いはかなり奥が深い。外貨MMF 外貨MMFが軒並み下げていた。ということは「円高」に振れていることになる。ちなみに米ドルは全く持っていない。ユーロ、豪ドル、外貨預金のスイスフランと分散させて保有している。その全てが下がった訳だ。これが本当の「円高」と言えるだろう。特にスイスフランの値動きは金と連動している面もある。商品:金積立 8月12日、円建て金相場がストップ安まで売り込まれた。「資源高・ドル安」という方程式が崩れたことを示した訳だ。その後は原油がじりじり反発する中で金相場も上昇に転じる場面もあった。が、先月末(1グラム約3100円)に比べて現在だと約2890円くらい。それでも十分高いか。積立グラム数が増えると、1グラムあたりの変動で大きく評価額が変わってしまう。積立中だから、安くなっても構わないが、「投資信託の評価損を金が助ける」という方程式が崩れたのも事実。金価格の推移を示す「ブログパーツ」を貼り付けてみました。↑金価格の推移↑相模太郎ファンドの推移