野村HD~たった210円でリーマン・ブラザーズの欧州・中東部門を買収
江戸時代から続いてた名門リーマン・ブラザーズがあっさり経営破たんした。野村HDがリーマンブラザーズの日本および中東・欧州部門の再建に名乗りを上げる。中東・欧州部門の買収総額はたった2ドル(210円)だった。ただし、人件費などの費用が数百億円かかるとみられる。したたかな戦略じゃ、と舌を巻いた。日本勢のサブプラ関連損失は、まだまだ少ない方なのだ。 1919年創業の名門保険会社AIGも事実上破綻、アメリカ政府の管理下におかれることとなった。AIGはあまりにも巨大企業、大きすぎて民間の金融機関も支援できない。そこで打ち出したのは事実上の国有化、であった。AIG関連企業の社員は日本国内だけで2万5千人にもなるそうだ。AIGの巨大さが分かる。 AIGショックは投資信託にも影響した。AIGの関連会社が発行する債券の信用力がなくなったことで、この債券で運用されている投資信託の一部で購入や解約の手続きができない事態が発生したのだ。ほかにもグループ会社が発行する指数連動債の値がつかなくなって、解約もできなくなるなど一時的に混乱した。まさに連鎖反応である。AIGが国有化されずに破綻したとすると、それこそ背筋が寒くなるような事態が生じたのだろう。9月の投資運用成績~円高が響いてガタ落ち日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の9月27日現在の運用成績は、基準価格10831円(評価額を投資額で割っただけの話)、先月末に引き続き続落となった。プラスに貢献した部門商品:金積立金価格は、一時期かなり落ち着きをみせたものの、アメリカの金融危機を受けて再び急反発した。NY金先物12月物は、44ドル上昇の909ドルを回復するなど急反発。金価格の推移を示す「ブログパーツ」を貼り付けてみました。↑金価格もまた反発↑相模太郎ファンドの推移マイナスに作用した部門投資信託グローバル・アンブレラUBSフード(豪ドル連動型)~これは食料品価格と連動するファンド。豪ドル建債券に投資するから、豪ドルが安くなるとそのまま基準価格の下落につながる。商品市況の下落と豪ドルの下落で元本を大きく割ってしまった。中央三井高金利ソブリンオープン~豪ドルやノルウェークローネなど、どちらかというと資源国の比率が高い。このところの円高傾向で元本を大きく下回った。三菱UFJ外国株式インデックスファンド~これはもう仕方ないという感じ。株式市場全体が下がっているので・・・。積立中なので下値を着々とすくっていきたいところ。ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド~電力会社等の公益企業に投資するファンド。値下がりはしたが、下げが緩慢なのが特徴。一般的に公益株は下落局面に強い抵抗を示す。豪ドルMMF~為替相場の変動が荒っぽい!Au@FunWeb オーストラリア大好き!さんからいただきました。外貨MMF ユーロ、豪ドル共に下がったが、特に豪ドルの下げが激しく、久々に元本を割った。豪ドルの動きはかなり荒っぽい。82円近辺まで下げる場面もあったが、19日のシドニー外為市場で急反発している。資源国通過は商品市況の動向に左右されやすく、世界のマネーの思惑に振り回されている。 リーマンショックで揺れているどさくさに米ドルをちょこっと買った。だいたい106円近辺で。何が功を奏すのか分からない展開だけど、何もしない訳にもいかない、という感じ。