相模原市が政令指定都市へ~平成22年4月から
神奈川県相模原市が、来年22年4月に政令指定都市になる予定である。既に、市内を構成する「区」の名前も決まり、「緑区」 「中央区」 「南区」 の各区役所も設置される。相模原市の政令指定都市昇格に、驚きの声も多い。政令指定都市である静岡市や浜松市、新潟市や岡山市、などは人口70万~80万人程度の街であるが、我が相模原市の人口も既に71万1千人に達している。それでも「政令指定都市」にふさわしい「イメージ」が湧いてこないという、巷の声は痛いほど分かる。何もない野原に「街」を作る~これが相模原的生活の醍醐味全国的に有名な観光地・特産品もなく、要はマスコミによって「ブランド」として取り上げられることはない。一部の無知なタレント・気まぐれな消費者目線では、そんな中途半端な街のことなど、知らない方が格好いいかもしれない。しかしながら実業界ではそうはいかない。人口71万人のマーケットは巨大だし、神奈川県最大の内陸工業地帯に、取引先を持つ企業も多いだろう。 71万人の無名の人々が、日本経済を底辺から支え、何もなかった街に何かを作ろうと、様々な活動に取り組む姿は賞賛に値する。相模原の為に、自分は何が出来るのか・・・月一回、地域のボウリング大会のボランティア、ネットでは「相模原検定」の運営、町内会の公園のお掃除?そのくらいしか出来ない訳であるが、市民一人ひとりの活動の積み重ねが、「何もなかった野原に政令指定都市」を実現させたことは間違いない。我々には、すがりつくブランドがない。だから胡坐をかくことも出来ないのだ。「内陸ハブ・シティ」実現なるか? 広大な鉄道空白地帯を有し、バスやマイカーに頼る地域が多い相模原市。市の広報を見ると、将来の広域交通網の発展可能性と題して、いろいろな「矢印」が地図に書き込まれている。リニア中央新幹線が「一県につき一駅」の方針から、とりあえず相模原市に駅を設置する構想のようだ。さがみ縦貫道は現在工事中、小田急多摩線の延伸は、まだまだ構想段階。気になるのは、相模大野駅と原当麻駅を結ぶ新交通システムBRTだ。これについてはマスコミで批判的な報道がなされ、設置に反対する市民団体も現れ、にわかに政治問題化してきた。バス利用者である私はもちろん賛成派だったのだが・・・→特集ページつくりました。↑BRTのイメージ~中央のバスレーンは、ほぼ「専用軌道」に近い★相模原検定もやってます~受験者がもうすぐ500人になりそう・・・