スイスフランが最も貢献してた?~今年前半の投資運用成績を振り返って~
日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が 「相模太郎ファンド」 の6月25日現在の運用成績は、基準価格10609円(評価額を投資額で割っただけの話)。年初から半年の期間で見ると続伸だった。東日本大震災直後の落ち込みが多少あったが、ほぼ全て取り戻しているという状況。ただし、各分野にてそれなりの変化は認められた。引き続き分散投資・長期投資のスタンスで推移を見守って行きたい。プラスに貢献した部門日本株:デンソー、東宝 この半年間、やはりデンソーの底堅さが目立った。ドイツ証券によると、デンソーの投資判断「Buy」を継続し、目標株価を3400円→3500円へと引き上げたという。日本の自動車産業の回復は、予想以上に著しいというから、頼もしい限りだ。 東宝については、電力不足に伴う上映制限とか・・・とにかく今後が心配。震災後の消費の落ち込みがモロに効いてきそうな気がする。しばらく映画を見に行かなくても、人生困るものではないからだ。拙者はどうしても見たかったのは、有川浩原作の「映画:阪急電車」~それは子供の頃に毎日乗っていたから・・・。 映画:阪急電車は、異例のロングラン上映だそうで、西宮北口駅前のTOHOシネマズでは、「アバター」 よりも多くの観客を動員したらしい。東宝という会社は、元をたどれば阪急が作ったようなもの。有川浩の小説が出たのは偶然なのかも知れないが、阪急にとってものすごい宣伝効果になったろう。 オリジナルCD登場です投資信託:三菱UFJ外国株式インデックスファンド、国際投信ワールドリートオープン、グローバルソブリン この半年間で見ると、多少紆余曲折があったものの、それなりに微増といった感じ。三菱UFJ外国株式インデックスファンドと国際投信ワールドリートオープンは、まだまだ評価損を抱えている。微増の「グロソブ」相模太郎ファンドの推移外貨MMF:豪ドルMMF、ユーロMMF、スイスフラン(外貨預金) ユーロの回復が顕著だった。欧州各国の財政問題で去年はユーロ安に苦しんだだけに、値を戻してくれてちょっと安堵。ギリシャ債務問題の動向次第といったところで、まだ 「ギリシャ問題」 が尾を引いているのだ。そんな中、この半年間で顕著だったのはスイスフランの上昇。スイスフランにMMFが無いから、外貨預金で持っている。対円で見てもそれなりに値を戻している訳で、対ユーロで見ると最高値を付けているらしい。これどういうことかというと、ユーロ圏の国債で大損こいた投資家が、仕方なしにスイスフランに資金を逃避させているらしい。マイナスに作用した部門日本株:野村HD 野村ホールディングスの下落が止まらない。黒字は出しているんだけど・・・。総会招集通知によると、当期純利益は287億円、四半期ベースで8期連続での黒字計上を果たしたという。年初来高値は557円を付けていたのだが、東日本大震災以来、下落につぐ下落という展開になってしまった。外貨MMF:米ドルMMF 現在のところ、ドル円は80円そこそこの展開。80円を割るとかなり辛くなってくるだろう。ここでドルを追加すべきか、いつも悩ませられる訳だ。野村證券金融市場調査部チーフ為替ストラテジストの○○氏によれば、「これまでのドル全面安の状況が一変して、ドル全面高になる可能性が考えられる」、とのこと。それでも85円ぐらいというのだから、迫力がない。しばらく経過観察としよう。