なんで人は熊さんを「かわいいキャラクター」にしたがるのか
彼女が昔から持っていると云うクマの縫いぐるみが凄くかわいい。札幌に住んでると、ほぼ毎月のように人里にクマが出たとか云うニュースを耳にする。クマの恐ろしさは何千年も前から分かってるはずなのに、なんで人はクマをかわいいキャラクターにしたがるのだろう。そもそもクマのことを知りたければ登別のクマ牧場に行けばよーく分かるのだが、全然かわいくねーよ!どうやったらこんな動物を「かわいいキャラクター」にしようと思えるんだ?牙がすごい。噛みつかれたらひとたまりもない。人は本能的に「丸っこい」ものを「かわいい」と感じるらしい。クマのずんぐりとした風貌が愛らしく感じるからだそうで。でも全然かわいくない!あくびをするクマさん~お世辞にもかわいくない!かわいく見えそうなポーズを狙ったのだが・・・こんな爪でひっかかれたらひとたまりもない。じゃれ合うクマさん~怖いだけだが黄昏るクマさん~ちょっとかわいい?赤ちゃんグマは女性観光客に大人気だ。そりゃ赤ちゃんは象だってライオンだってかわいいわな。ふと猛獣らしさを見せることも。さすが。かわいいと云ってみたり、市内に出て来た途端パニックになったりする我々の身勝手さが痛いな。道内の食物連鎖の頂点に君臨するであろうヒグマをカムイ(神)と崇めるアイヌの人々の感性に学ぶ余地は大いにありそうだ。あーあーあああああ(3)登別界隈の寫眞をどうぞクマ牧場までロープウェイで上がる訳です。山から下りて地獄谷を見学します。地底からのエネルギーを感じる場所です。地の果てまで到達したところでお開き。