自分で勝手に大納会~今年の投資運用成績を振り返って
日本株・投資信託・外貨MMF・商品に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の12月25日現在の運用成績は、基準価格10349円(評価額を投資額で割っただけの話)。年初=10486円から見ても冴えない結果に終わった。東日本大震災直後の混乱からの立ち直りは予想外に早かったものの、超円高だけはどうしようも無かった。何のための投資なのか?将来的に起こるかもしれない、予想外のインフレをヘッジするなどという想定は完全に裏目に出てしまった。長期金利を見よ・・・世の中とんでもない日本国債バブルが起きているではないか・・・。プラスに貢献した部門商品:金積立 株も駄目、外貨も駄目となったら最後に残るのは金しかない。これが金投資の基本的な考え方で、保険をかけるような消極的な投資姿勢であるが、1年間を通してプラスだったのは積立によってたまった金だけだった。哀愁が漂うばかりだが、金積立のおかげでファンドの基準価格が10000円を割ることなく今日に至っているのだ。金価格の推移相模太郎ファンドの推移 積極的な投資に撃って出る訳にもいかない金投資・・・当サイトでは、金の魅力をお伝えするべく、珍スポット「土肥金山」を紹介しています。かなり笑えますのでぜひご覧ください。→詳しくはこちらマイナスに作用した部門日本株:トヨタ自動車、デンソー、野村HD、東宝、池田泉州HD って全部じゃないですか(笑)。特に野村HDは年初から見ると半分になってしまった。惨憺たる結果と言える。で、その野村證券について何やらネット上で「破綻説」なるデマが飛び交っているという。ある評論家の書き込みからネット上で噂が噂を呼んだらしく、野村證券側は法的措置も辞さない構えだ。欧州の危機的状況に野村HDが多大な影響を受けるであろうことは分かるが・・・。もっとも年末の市場はこんなことでビクともしなかった。ブロガーがこんなことを言うのも変かも知れないが、ネットなんていうのは所詮その程度の存在だということだ。中川淳一郎著「【送料無料】ウェブはバカと暇人のもの」を思い出す。少なくとも、ネット上の噂だけで投資判断をしないように心がけたいものだ。 日本株で唯一安定していたデンソーも、超円高につられて元本割れ。年間を通して変わらなかったのは東宝ぐらいであろうか。東宝については、業績は相変わらず堅調だ。東宝作品で何と言っても忘れられないのが、映画「阪急電車」~阪急阪神東宝グループバンザイ映画みたいだが、きちんとした小説作品がベースなので念のため。詳しくは管理者相模太郎のホームページ・映画「阪急電車」の世界のコーナーからどうぞ。東宝作品の中で、「予告編見て、こんな映画見たくもない」と思ったのは、「星守る犬」。拙者は現在札幌市在住。札幌駅で大々的に宣伝していたのは、北海道ロケを大々的にやったから。 「北海道の小さな町で、死後半年を経過したとみられる男性(西田敏行)と、死後ひと月の犬の遺体が・・・」の予告編を見ているうちに、「もういいです、こんな映画・・・」と思ったっけ。予告編だけでうんざり阪急電車萌え・・・外貨MMF:ユーロMMF、米ドルMMF、豪ドルMMF(つまり全部!) 今年一年を振り返って、やはりユーロの不振が響いた。ギリシャにおける財政危機に端を発したユーロ危機。欧州各国をドミノ倒し的に財政危機・金融危機の波が押し寄せた。どっかの国債が格付けを下げたとか、そんなニュースばかり。不思議なのは、日本やアメリカを含めてみんな格付けを下げているんだから、お互い様でしょと言いたくなるのだが、ユーロ安に歯止めはかからなかった。ユーロが下がりに下がったもんだから、ドイツの製造業が堅調とのこと・・・うらやましい。 一方、ドルもずるずると下げた。米ドルMMFについては、まだ保有量が少ない状況だったので、ちびちび買い足して行った。それでもドルは下げ続け、買い足すのも辛い状況に。↑米ドルの動向↑ユーロの動向 上のグラフは、「matanuki様」のはてなグラフ。いつも貴重な情報をありがとうございます。投資信託~これも全銘柄です。詳しくは相模太郎のホームページ「投資信託入門~投資した結果こうなってます」からどうぞ・・・。