北海道への空の旅~雰囲気重視ならエア・ドゥか
北海道の航空会社だからエア・ドゥ~気取ってるのか訛ってるのかよく分からないネーミングだが、このエア・ドゥ、利用してみると案外イケてるのだ。 北海道に住んでいる立場としては、北海道発往復割引という制度が使いやすい。それなりに割り引いてくれているのだ。また、ANAとの共同運航便という側面もあるので、ANAの株主優待も使える。拙者にとって、いろいろ活用するメリットがあると言える。 実際乗ってみて、というところだが、サービスも適度なところで適度なままである。適度に放っておいてほしい拙者にとってはちょうどいい。 各シートには、ラジオが装備されていて、イヤホンで聴くことが出来る。番組はもちろん、北海道出身のアーティストが中心となったプログラムで、ローカルな雰囲気を味わえる。ちなみに各シートのヘッドカバーは 「白い恋人」 のロゴ入り。お土産に買って帰るんですよね!と念押しされているような気分になる。機内誌 「ラポラ」 はもちろん、北海道のネタで埋め尽くされていて、いつだったか北海道を舞台にした映画特集が面白かった。 機体はボーイング767か、737のどちらか。拙者は好んで737を使う。737は3列+3列シートの小型機で、大抵は隣の席が空いているから、落ち着いて過ごせる。羽田―新千歳間の世界一過密路線で、敢えてのんびりしたローカル航空の雰囲気を楽しむのである。ガラナ、カツゲンがあれば最高なのだが 機体の上昇が一段落すると、CAさんは飲み物の配給を始める。リンゴジュースやコーヒーなどもあるが、拙者は決まって 「オニオンスープ」 を飲むことにしている。このオニオンスープ、エア・ドゥのグッズとしても販売中で、なかなかいい味している。タマネギ生産国北海道らしい飲み物である。 これでガラナ、カツゲンがあればウケるのに・・・と思ったが、んーそれはやっぱり難しいか。北海道民がこよなく愛する飲料であるが、知らない内地の人が飲んで気分悪くする可能性があるかも(失礼!)。熊というよりコアラ? エア・ドゥの公式キャラクターは、謎の白い熊さん~名付けてベア・ドゥ~このおやじギャグ的な言い回しに、独特のほのぼの感が漂う。んー、このベア・ドゥというキャラクター、熊というよりコアラだよな(笑)。いいんじゃないかい?都会的洗練さはANAに任せておいて、どこまでも北海道独自の文化を伝えるローカル航空であってほしい。