歯科医療事務管理士への道~やってみたらこうなった「4」
某大手教育機関の歯科助手講座「教材1」が終わったので、「教材2」の勉強を開始した。ここからは全てレセプトの勉強になる。初診料や再診料などの基本診療料から始まったのは当然といえば当然だが、いやぁーさすが通信講座らしく、ビジュアル的に分かりやすいと感じた。時間外や休日の加算とかね。マンガで表現されていて、いつ来るとどの加算を算定できるのかが理解しやすい。テキストの順番が点数表と違う・・・ 基本診療料を学んだら、続いて画像診断→投薬→麻酔と進んだ。おや?と思ったのは教材の順番。これまで読んでいた「歯科保険請求マニュアル」では、医学管理料の説明が長く続いた。実は、医学管理料の説明を読んでいるうちに挫折しそうになったと言っていい。歯科特定疾患療養管理料の説明を読んで、まぁ説明のとおりなんだなぁという感想しか出てこないが、いきなり「周術期口腔機能管理計画策定料」といわれたって何が何だか。似たような名前の管理料がずらずらずらっと出て来て、もうさっぱり分からなくなってしまっていた。 これら諸々の医学管理料は「教材2」では触れていなかった。どこに書いてあるのか調べたら、「別冊:資料集」に書いてあった。要は、試験に出ることがまずないから、こんなところに書いてあるのだ。あー、さすが通信教育の教材・・・要領よく作り込まれているよなと感心する。 教材を読んでて「なるほどー」と思ったのは、麻酔の次が歯冠修復の説明になっていること。点数表のとおりの順番で行けば、歯冠修復は最後になってしまう。そこまでたどり着く前に間違いなく挫折だ。何の為に勉強しているのか、分からなくなってしまうのだ。でも、歯冠修復の説明を先にされると、歯を治すための歯科なんだという実感が湧いてくる。 「教材2」では、もう本当に歯を治す最終段階の話・・・充填とか金属歯冠修復、ジャケット冠などの説明が先に来ていた。なぜ、これら最終段階の話を先に持ってくるのか~ここが歯科レセプトの面白いところなんだなぁーというのが後で分かった。続く説明は、歯冠形成等。印象採得や咬合採得、窩洞形成や生PZ・失PZ~これらは充填や金属歯冠修復の前にやっておくべきものだ。でもこれらの説明が後になったのは、装着する歯冠修復物によって歯冠形成等の点数も違ってくるから、ということに尽きる。 続いては欠損補綴。これは結構難しかった。なぜなら、ブリッジを装着するために、土台となる歯をいじらなければならず、もちろんそれらの費用も算定が必要だからだ。有床義歯などは、意外に簡単だった。総入れ歯だと、もうはめ込むだけだし、局部義歯も、クラスプの種類などを覚えればいいのである。 ということで、意外に「教材2」もスムーズに行く。早速、第2回目の添削課題を提出した。今回もマークシート式。全問、教材を見ながら解いた。さすがに、全て暗記などと無理な話である。