勝手に自分で大納会~運用成績は手堅く続伸で幕
日本株・投資信託・外貨MMF・金積立に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の12月31日現在の運用成績は、基準価格11387円(評価額を投資額で割っただけの話)。年初の基準価格10845円からみて手堅く上昇となった。日本株の状況トヨタ・デンソーを売ったのだが、まぁ素人だけに売り急いだという感じ。でもそれは今だから言えることかも知れない。思えばトヨタ株はずっと損をしていた。我慢を重ねてようやく利益確定できた喜びは大きい。それで十分なのである。保有中の日本株だが、まずは東宝。こちらも手堅く上昇となった。今年最も印象に残った東宝映画は、もちろん「風立ちぬ」だ。拙者は現在札幌市在住~札幌シネマフロンティアで株主優待で鑑賞させていただいた。映画としては素晴らしい。文句の付けようもなく素晴らしい。だが、今から30年前に拙者が初めて見た宮崎駿作品~風の谷のナウシカ、に見られた、現世に対する鋭い批判精神があるとも言えず、宮崎駿さんも年を取るごとに丸くなってしまったのかな、という感想を持った。主役の二郎さんは、明らかに国鉄二等車に乗車する御身分の人。菜穂子様もまた然り。一般庶民には縁遠いラブロマンス物語である。こうしたものに特段反発も覚えず、素直に感動している巷の人々は素直過ぎる(笑)。当時のすさまじい格差を思うと、近くのコンビニでパスタもグラタンも手に入るいま現在の幸せぶりを噛みしめるまでだ。コスプレ衣装まで!相模太郎ファンドの推移池田泉州HD・・・こちらの株価は伸び悩んだ。心配だったのは、この銀行の中国への思い入れ。関西だけに中国との結びつきが強い訳だが、日中関係はここ数年で最悪の状況。最近、ベトナム・ハノイにおいて、関西の国立3大学と共同シンポジウムを開いたそうで、この辺は変化の兆しなのだろうか。 日本とベトナムは、外交関係を樹立して40周年を迎える。関西経済界が、官民あげて経済交流の最重点エリアと位置づけているのはベトナム。方向性としては妥当この上ない。ANAHD・・・こちらの株価も伸び悩んだ。痛し痒しの航空業界。円安になればなるほど燃料代がかさみ、景気回復の恩恵も帳消しに成りかねない・・・これではいつまで経っても利益が出ないのではないか。 しかも下にぶら下がっている「エアアジア・ジャパン」が業績不振で「バニラ・エア」に生まれ変わった。名前からして甘い匂いがする。やっぱりお菓子が出て来るのか?とホームページを拝見したら、んー、まぁお菓子は売ってるけどバニラ味にこだわったという感じでもない。とろーりクリームパンが、「ほんのりバニラの香りの濃厚な・・・」と説明されてるが、ほんのりでは不足でしょう!CAさんも常にあめちゃんを常備しとくとか・・・(まるで大阪のおばちゃんやな)で、結局何で利益が出てるかというと・・・外国株式投資信託、そして外貨MMF、これでだいぶ利益が出ていた。ユーロMMFが単体で含み益に転じたのは何年ぶりだろう。豪ドルのような高金利通貨なら、利回りで稼ぐことも出来るが、ユーロは為替が全てだ。長い我慢の旅だった・・・。 ということで、今年最後の12月31日、勝手に大納会をやらせてもらって2013年はこれで幕・・・。