東京生活スタート~松岡修造の顔とイタチには驚いた・・・
札幌から引っ越して1ヶ月が経った。10両編成の通勤電車はやっぱり人で一杯だ。札幌時代、わずか4両編成の東豊線でわずか3駅の乗車区間で、まったく気楽なもんだった。東京へ戻って、洪水のようなあの人波を見て、何だがしみじみと「あー通勤している」という実感が湧いてくる。 しかも、早くも台風の試練を味わった。北海道は基本、台風はほとんど来ない。それはそれで気楽なもんだったが、台風で電車が動くのか、動くとしてもどれほどまともに動くのか、混雑は?そんなことを考えながら、札幌時代ではあり得ないような時間に起きて家を出たりするのも、「あー通勤してる」という実感を抱くのに十分である。 電車のドアの上に液晶モニターが設置してある車両に乗ることがある。路線図だけでなく、企業のCMやらニュースやら天気予報やらが次々と放映されているのを見て、「さすが、東京だけのことはある」と感心する。何でもいいが、ファブリーズのCMに出てくる松岡修造には開いた口が塞がらない。その顔はなんじゃい!と心の中で突っ込む。そら、若い人に「テニスされてたんですか?」と聞かれても不思議ではない。 会社の建物から、ほんの少しだけ富士山が見えることがある。これもまた東京ならではだ。自分がいる事務室は北向きなので、特段面白いものは見えない。ずーっと向こうは埼玉県だろうし、その「雲の向こう」には君がいる。北海道は遠いな・・・。 仕事も終わり、平日はだいたい外食でごまかす。何を食べようか困ると、ソバ屋なんかに入ってしまうが、どこの店も感激するぐらい安い。実は札幌駅前に、手軽に食べられるソバ屋が意外に無かったのだ。東京ってけっこう安い?トンカツ屋も安いし、ギョーザも安い。 外食中、彼女からのメールを確認した。11月にこっちに来る計画について、あれこれメールし合う。お店のテレビを眺めつつ、そういえばファイターズのニュースをさっぱり見なくなったなと思った。北海道のテレビが、恐ろしく偏った報道なのはまぁ仕方ない訳だが。 帰りも結構な時間電車に揺られて、駅からアパートまで15分程度歩く。東京と言えども、駅から15分も歩けば畑もちょいちょい見かけるような所で、昨日は「明らかにあれは猫とは違う!どう考えてもあれはイタチではないか!」とおぼしき動物が目の前をスラスラーっと通り過ぎていった。周囲は秋の虫の大合唱だ。・・・ここは明らかに札幌より田舎だよな(笑)。