野球はツーアウトから?~アウト1つが遠かった阪神バッテリー
抜けるような青空のもと、西武ドームへ参戦だ。西武遊園地から「レオライナー」という、新交通システムのような乗り物に乗ったが、「昔は蒸気機関車走ってたよね、何でやめてしまったのか・・・」と残念に思う。(と思いきや、この「レオライナー」も今年で30周年を迎えるそうで・・・) さて、今日の最高気温は30度だそうで、北海道出身の嫁は早くも「動物園のホッキョクグマ」状態。「なんでみんな平気な顔してるのかが不思議だ」という。確かにまだ5月だけど、これからもっと暑くなる。埼玉県で30度そこそこだと「冷夏」のぶるいだと思うよ。試合開始まで時間があるので、狭山湖を見物しに行った。少しは涼しさを感じるだろうと思ったが、ますます暑くなる一方で、すぐに退散する。ちなみに西武ドームから狭山湖まで、片道で徒歩12~3分くらいだった。西武ドームへ到着!阪神ファンは、1塁側へ陣取ることになっている。ビジターで1塁側というのは珍しい気がする。試合の方はですね・・・初めはイイ感じだったんです。鶴岡さんがバッターボックスに入ったとき、ライトスタンドから ハッピバースデーツーユー・・・のメロディーが。みんなで「え?今日が誕生日だったの?」と顔を見合わせる。その直後、パカーンとタイムリーを打ったんで、球場は優勝したみたいな騒ぎに。今日もいける?と思ったが、その後は目を覆うばかりの展開に。うーん、ルーキーの横山君、巨人相手にいいピッチングしてたけど、やっぱり不安は的中。3回の裏、ツーアウトまで取ってそれからタイムリーと2ランを浴びて玉砕。 救援に向かった石崎君もなー、大変な場面で気の毒だけど、嫌なムードを払しょくできなかった。ツーアウトまで取ってて、ショートからの送球をアウトに出来なかった。僅かに間に合わなかっただけ。その後、ヒットとデッドボールで満塁になった直後、西武4番の中村に満塁弾!1塁側は「シーン」と静まり返ったよ。5回の裏もね、ツーアウトまで取ってて、ヒット性の当たりを福留が果敢に1塁へ放ったけど僅差でセーフ。ほんまにセーフか?とザワついてるうちにタイムリーが出て、気が付いたら9対1や。どうもついてない。西武は8得点を全てツーアウトから叩き出している。やっぱり「野球はツーアウトから」なのである。でも、7回の「六甲おろし→ジェット風船」は壮観だった。阪神ファンが持つ異様な底力を目の当たりにして、何とか元気をもらい、最後まで観戦する。まぁ仕方ないけどね。入場料金の元を取りたければ、試合が終わってもすぐに帰ってはいけない。西武ドームには、ちょっとしたオマケがあるんです。球場の係員が内野をフェンスで囲い始める。それが終わると・・・お客さんは外野へ降りて球場の芝の感触を味わって帰ることが出来る。この日は、トラッキーも来ていて、ハイタッチするために並んでいる人々も・・・。ついさっきまで選手がプレーしていた場所を直接感じることが出来て、少し感激・・・。外野から直接外に出て、それから西武球場前駅へ着いた。ターミナル駅を思わせる櫛形ホームを眺めながら、「よく出来てる・・・電車対決でも、西武に軍配かな?」と思ったね。甲子園駅のリニュアルに期待したい。何でも、球場ではなく電車ホームの上に「ドーム屋根」を付けるそうだ。