厄年なので大国魂神社でお祓いを受ける
厄年を侮ってはいけない、と母親から散々言われていたから、年明けは大国魂神社へ行こうと決めていた。ところが神社でお祓いを受ける経験が無いものだから、どのような段取りになるのか調べないといけない。まず費用だが、神社のホームページを見ると「5千円から」らしい。しかも、現ナマを受付の巫女さんに渡すのはご法度らしく、きちんと包むのが礼儀だという。スタートは、お金を入れる袋作りからだ。 100円ショップで袋を買ってくるのも一苦労。神社へ渡すときの袋ってどのデザインがいいのか。バリバリ結婚式みたいなのもおかしいし、お年玉の袋もおかしい。「御祝用」の没個性的かつ中程度な袋!いろいろ調べた結果、こう行き着いた。 続いて、袋になんて書くか。「玉串料」「初穂料」など書くらしいが、「初穂料」の方が一般的らしいので、そう書いておく。もちろん自分の「氏名」も書かねばならない。 さて、考えられるだけの準備をして神社に赴いた。お祓いの受付はすぐに分かった。大きい看板が出ている。さすが大国魂神社、お祓いを受ける人が多いのだろう。大きな筆記台があって、申込み用紙(それも何種類もある)に必要事項をあらかじめ記入しておく。書き終わったら、受付で「初穂料」を納めた。受付の巫女さんは、いかにも大学生でバイトやってます風で、それを見て「袋に入れるほどでも無かったか?」と思ったよ。このヘンはもう気持ちの問題レベルかも。 受付が終わると、番号札を渡されて控所で待つことになる。控所は仮設テントだが、暖房が効いていて予想以上に暖かい。待つ間、液晶モニターでお祓いを受ける段取りが上映されていた。なるほど、うまくできてるもんだ。 いよいよ番号が呼ばれて、ゾロゾロと拝殿へ向かう訳だ。拝殿内部は畳なので、靴はもちろん脱ぐ。神職さんが名前を一人ずつ読み上げていくので長時間の正座となるが、ここは有り難い場面なのでじっと我慢である。 お祓いが無事済み、神様から賜った品々を受領して拝殿から退出する。神社から渡された手提げ袋の中に絵馬が入っているので、忘れずに絵馬を吊るしてから帰る。 さて、神様から頂いた品々であるが、実名の入ったお札(すごい、受付したら速攻で名前入れてるんだ・・・)、お神酒、お米、絵馬のサブレ(絵が描いてあってかわいらしい)、御守り、であった。ウチは日本酒を誰も飲まないので、即座に豚汁の調味料と消える運命だ。 御守りに描かれているのは、嫁の天敵「カラス」だ。おいおい、俺はこの1年、烏殿に守られるって訳か。アパートのゴミ置き場を荒らしに来ても何もできないって訳か(笑)。けれどこの御守り、グロテスクなだけ魔除けとしては効きそうな気がする。