多摩の辺境からお台場へ通勤?これじゃあ毎日旅行じゃんけ・・
嫁が働きに出ることになった。近所の農家の手伝いとか、そういう次元じゃなくてお台場まで通勤するというのだ。嫁のこれまでの感覚はというと、大通(札幌市!)まで地下鉄で15分・・・ぐらいが通勤だったというから、これじゃあ毎日旅行じゃんけ、ということになる。 とにかくお台場の地理を知らないといけないから、ということで先週、二人で現地へ行って来た。中央線で都心へ・・・車内のモニターに「沿線各地の天気予報」が時々表示される。東京:31℃ 立川:33℃ 大月:36℃! という感じで田舎へ行くほど暑くなるのは定番。(逆に冬だと 東京:13℃ 立川:11℃ 大月:8℃・・・という感じで田舎へ行くほど寒くなるのである。) 暑いからとにかく海岸の方へ避難せよ!というのは半分冗談で半分大真面目。 そしてお台場へ着いて・・・どっかで見た光景だと思ったら、これは近未来の札幌大通?にわかに札幌在住時代が懐かしく感じられた。 そして拙者は行きたいところがあった。東京ビックサイトで開催されている「鉄道模型コンテスト」である。先ほどの中央線の画像は、高校生のみなさんが製作したジオラマの一部。全国各地から、リアルさや表現の面白さを競って力作がズラリと並ぶ。関西からの出場校は、やはり関西の風景を作ってるし、広島の出場校は宮島とか広島電鉄の風景を作っている。広島関連の作品はいろいろ感銘を受けたので「広島~平和を願う旅」のコーナーで後ほど取り上げて行こうと思う。嫁がお台場へ出勤し始めると、日常生活も多少変わった。嫁は4時に起きて化粧をし始めてる!早過ぎにも程があるけど、遠過ぎて毎日旅行じゃんけ、というレベルなのでやむを得ない。残業があると嫁の帰宅が遅くなる日も出て来た。さぁ困った!拙者が夕飯を準備することになった。札幌時代、彼女がウチに来た時にカッコ付けてよく料理をした。味はいかほどか自分でも自信は無かったが、女の前でカッコ付けようとすると結構頑張れるものなのである(とか言っといて、一番多かったのがお好み焼きだった!料理とは言えんわ・・)。その当時の余韻を思い出して厨房に立つ。鯖のワイン煮込み~どうだろねー。小瓶のワインとか安いの売ってるんですよ。料理用みたいなワインだけど、余ったらワイングラスに入れて「それなりの感じ」を演出・・・またある日はドイツ行進曲を聴きながら作ったんだけど、ソーセージにザワークラウト、ポテトフライにホワイトアスパラ・・・全然青野菜が無い!ドイツ軍の野戦食じゃあるまいし、色合いが単調過ぎてこれでは駄目である。そう、昔から料理する時は音楽をかける。シューマンのピアノ協奏曲を聴きながらおでん、東ドイツ軍の行進曲を聴きながらお好み焼き・・・嫁はさぞかし妙な男だと思っただろう・・・。