イージス艦フィッツジェラルドに乗ったことがあるのを今思い出した
17日未明、静岡県南伊豆町の石廊崎からおよそ20キロ沖合で米海軍のイージス艦がコンテナ船と衝突した。米艦の名称が「フィッツジェラルド」と知って、どっかで聞いた名前だなと思って昔撮った写真とかを探していたら・・・これ乗ったことがある!ことが分かった。もう7年前か、横須賀港のイベントで自衛艦が一般公開していたが、その僚艦としてフィッツジェラルドがいたのだ。 そのときの画像がこちら。174と書いてあるのはイージス艦きりしま。その横の「62」と書いてあるのがフィッツジェラルドだ。なにせ快晴だったもんだから、モノクロの鋼鉄の塊もキラキラと輝いていた訳で、その美しさに見惚れていたような気がする。お目当ては「自衛艦の最新イージス艦きりしま」だったので、米艦の方はついでに見てきただけだった。覚えていることと言えば、案内のお姉さんが「教会で歌ってそうな恰幅のいい黒人のお姉さん」で、いったい何の仕事をしているのかと思った、それくらいかな。 はるか遠くの敵機を探知して撃墜できるハイテク艦が、近隣を航行する船との衝突を避けられないという事実に、ネットで驚きの声が上がっている。「いの一番は見張りだ見張り」という海難防止協会の標語があるそうだが、航海の安全に必要なのは結局のところ人の目だという、ナポレオン時代とほとんど変わらないような次元に行き尽くというのも、かえって奥が深いというか、システムに頼れない難しさがあるのだろう。「きりしま」から見た横須賀港の光景だが、天候に恵まれて絶景だったね。青空の元、潮風に揺れる自衛艦旗が美しい。港内で異彩を放っていたのは南極観測船。近くで見ると巨大な船で、こんな大きな船体で氷を割る迫力がいかほどか想像もつかない。