アイロン台のリメイク~男43にして手芸に目覚める?
40代半ばのオッサンが手芸に目覚める!というのは大袈裟かもしれないが、以下のような話の流れがあった。アイロン台を覆っている布は明らかに経年劣化してきたが、それ以外はわりとしっかりしている。だから布地だけ取り換えることは可能なのか、いろいろネットで調べたところ、手芸に秀でたあるご婦人のブログに行き着いた。それによると、「台から布を取り外して型紙とする」「型紙を参考に新しい布を裁断する」「布の周囲を二重に折ってぐるりと一周ミシンをかける」「ヒモを通してアイロン台本体にかぶせる」「ヒモを引っ張って布を台にフィットさせる」なるほど!と思った。自分で作る利点は何と言っても「好きなデザインの布を選べる!」ことにある。自宅Bar「プロイセン」を開店して数年になるが、パステルカラー禁止、チープなプラスチック製品禁止、推奨色は帝政ドイツ国旗の「赤・白・黒」でまとめてきた。だから、「廃車寸前の京浜東北線みたいな色」した現状のアイロン台は明らかに失格。嫁さんからすると、何とまぁめんどくせー男だと思ったろうが、それなら自分が率先して働かないといけない。 楽天でオフホワイトのナチュラルデザインな布地を調達!布を裁断し、いよいよミシンをかける段取りとなったが、我々はミシンを持っていないから、相模原の実家へ作業しに行くこととなった。 さて・・・今回の実家訪問は拙者一人で行くことになった。となると、「クルマの中で何聴こうか」と昔録りためたMDを選ぶのに苦労する。MDはほとんどパソコンに移したけど、ウチのラパンは未だにMDデッキだから、クルマで聴くとき用にMDを残していた。うーん、ここは90年代のコレクションで行きましょうか!懐かしいMDデッキ装備の我がラパン(相模川にて) 華原朋美「I believe」鈴木亜美「Love the island」・・・うーん懐かしい!相模原市内に入り、昔懐かしい街の景色が音楽と共に流れ込んできた。別にあの時代が特別良かった訳でもなく、特に戻りたいとも思わぬが、あの時代があって今の自分があるという何とも言えぬ思いが込み上げて来た。押入れから20年ぶりにミシンを出してはみたが・・・ さて、実家の押入れにあったミシンだが、重たいだけに取り出すのも苦労した。母親曰く20年使ってないという。 こっちは30年以上ミシンというものを触っていない。上糸と下糸がどう絡むのか、小学校の家庭科で習った記憶なんて残っている訳ないから、母親に一から教わる。ところが、実際に縫ってみようとして「アクセル」を踏んでもビクとも動かない!どうやらこれは次回の粗大ごみ確定のようである。 もう手で縫った方が早い!ということになったが、裁縫だって小学校の家庭科以来である!何とか一周ぐるりと縫ったけど、最初の玉結びと最後の玉止めは母親にお願いした。これさえ出来ればなー、何とか裁縫が出来るんだけどなー。何だかアイロン台というより「謎の物体」という感じ トンネル状に縫った中をゴムヒモを通して完成だ!思ったよりうまく出来た。次なる目標はアイロンの買い換え。ドイツの「DBK」というメーカーのものが欲しいのだが、要はDBKアイロンの雰囲気に合わせたくてリメイクした、と言っても過言ではない。 さて、帰りしな「セリア」に寄って家具用の取っ手を買う。キャビネットの取っ手が壊れた箇所をしばらく直していないままだった。こっちも併せてリメイクだ。 そして、玉結びと玉止めのやり方を嫁さんにも教えてもらいながら復習!なかなか玉がうまくできない。手の器用さは少し自信があるけど、鉄道模型の「KATO阪急6300系」に 【特急】 【河原町】 の方向幕を付ける作業よりずっと難しい(笑)。