フレンチトーストが旧日本海軍の病人食だったとは・・・
「うまい!海軍めし」 というレシピ本を愛読している。ひたしパンのカル焼き(患者食)に挑戦することにした。嫁さんが所用で外出なので夕ご飯はこっちで作る訳だが、なるべく今ある食材で作れるものがいい。食パンが余っているのでさっさと使ってしまう。 さて、このひたしパンのカル焼き(患者食)とはどのような料理なのか。1.牛乳に砂糖、バニラエッセンス数滴を入れて混ぜる。2.食パンを液がしみ通るまでつける3.溶き卵に2の食パンを軽くつける4.フライパンにバターを溶かして食パンを両面とも焼くというか、これ「フレンチトースト」ではないか。恐らく当時は「ふれんちとおすと」という言い回し自体が無かったのだろう。もっとも、この言い回しはアメリカの田舎で小料理屋を営むおっさんが勝手に命名したらしく、フランス人に言っても「なんのこっちゃ」となるらしい。 仏:パン・ペルデュ(失われたパンの意) 独:アルメ・リッター(貧乏な騎士の意) バイエルン州やオーストリアは同じドイツ語圏なのにいちいち言い回しが違っていて、ズッパ・パヴェーゼ(伊語由来)と言うから面倒くさい。ほんと、バイエルン州はひねくれてますね。さて、嫁さんがもらって来たボンヌママのチラシにあるレシピでは、牛乳と卵を混ぜてから浸している。そっちの方がやりやすい。完成!となりは「チーズマカロニ明治版」さて、食べてみて食感が豆腐みたいだよー。食パンは元々柔らかいからね。石のようなフランスパンなら長時間浸ける意味もあるかも知れない。戦前は焼きあがったらそのまま食べてたのだろうが、平成の世だからケーキシロップなりボンヌママのジャムなりお好みで。 となりは久々作ったチーズマカロニ明治版~海軍士官用です。ペンネが余っていたからついでに。 自分でつくるうまい!海軍めしということで、いろいろ参考になったこの本。また面白い料理が出来たらネタとしてUPしていきます。それでは最後に・・・敬礼!海上自衛隊の写真集もあります 写真集はこちらから・・・厚木基地の写真も追加しました。