姶良市(鹿児島県)の龍門滝や重富海岸をラパンで巡る
山田の凱旋門を出発した我がラパンは、続いて加治木地区の「龍門滝」へ向かう。イメージでは、とんでもない秘境かと思っていたが、日豊本線加治木駅から普通に走って5分くらいの、普通に住宅が点在するところなのである。見学者用の駐車場もあって、民家の横を通りながら展望台へ向かって歩いた。続いて、そこから少し山を登ったところに「金山橋」なるものがある。実は、滝の上流に架かっている橋で、なんでこんな標高の高い所に立派な橋があるのか不思議だったが、姶良市の説明によると「島津家が金山経営のため、明治12年ころ架設される。 金鉱石や物資を加治木港に運搬する金山道路に架けられた橋。」とのこと。当初は、鉱山専用の道路だったのだが、奥に映る小さな滝とのコントラストが美しいと評判になった。まるで古代ローマの遺跡みたいな雰囲気だ。山を降りて、重富海岸で休憩だ。日は次第に傾いて来た。とにかく1日中快晴なのである。桜島が少しだけ煙を吐いているのが見え、鹿児島らしさを改めて堪能。そして鹿児島市内へ向かう国道10号線を走ると、左手の車窓に、桜島がまるで手が届きそうな位置に見えて来る。海岸線の道を日豊本線と並走し、たまに列車とすれ違うこともあり、さらに楽しさが増す。夕日に照らされる海王丸全ての行程を終えて無事鹿児島市へ到着。鹿児島港に海の貴婦人海王丸が停泊していた。最後の最後まで晴天に恵まれて感謝だ。ラパンを一旦駐車場に入れる必要があったので、ひとまず自宅へ。本日のゲストS氏は、自宅カフェ「プロイセン鹿児島」のお客様第1号となった。夕食は天文館「無邪気」へ行く予定だったので、時間の関係でコーヒーのみだったが、貴重なお客様第1号である。