令和四年上半期の運用成績は過去最高益で着地
日本株・投資信託・外貨MMF・金積立に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の令和4年6月29日現在の運用成績は、基準価格13,340円(評価額を投資額で割っただけの話)。半年前の12,993円から300円以上の上昇となった。コロナ禍が始まる前の、令和元年末の基準価格が、当時としては過去最高の12,224円であったが、その記録も大幅に塗り替えていることになる。相模太郎ファンドの推移 コロナ禍が始まってから、長期的に見ると一本調子で上がっているように見えるが、その間にも数々の出来事があった。今年に入ってから顕著だったのは、外国株式の投信が下げた代わりに、積み立てていた金が急上昇、前から保有していた豪ドル・NZドルのMMF、人民元とスイスフランの外貨預金が円安で上昇したことである。プラス要因とマイナス要因があったが、結果としてプラス要因の方が強かった訳である。外国株式投信も外貨のようなものだから、NY株式市場が軟調でもドル高で下げにくい効果もある。投資している立場となると、円安にならなければ儲けが出ないのである。日銀総裁が物価高を家計が容認している旨の発言をしたことに猛烈な批判が出たが、拙者は資本主義国の住人として投資家を自認している以上、文句を言える立場ではないのだ。もっとも、マクロで見れば家計の金融資産は増えているから日銀総裁は事実を言っているに過ぎないが。確定拠出年金の推移一方、確定拠出年金部門は、先進国株式や新興国株式、日本株式のファンドとバランスファンドで積立中だが、それでも変動が激しかった。金のように逆相関に動くものが組み込まれていないので、株安基調になると影響をモロに受けるのだ。ただし、円安基調だから外国株式ファンドは手放せない。じっくり積み立てる意義は大きい。QRコード開発者に敬意を表して・・・日本株は、デンソーの下落が顕著だった。12/29現在は9490円で、現在は七千円台前半。ほぼ米国株と連動している感じ。このデンソーだが、チコちゃんの番組を見ていて興味深い話があった。QRコードを開発した社員の方は、何と囲碁からヒントを得たと云う。囲碁を嗜むとは、何とも高尚な趣味をお持ちである。其処からヒントを得るとは素敵なエピソードだ。QRコードとマス目が同数の囲碁版を作って、石を置いて上からスマホをかざしたら、ちゃんと機能する実験も面白かった。アナログとデジタルの融合が奥ゆかしい。デンソーの下落を阪急阪神HDや池田泉州HD、長瀬産業などの大阪集団が補った感じ。人流が増えて宝塚もタイガースもお客さんが入っているから、阪急阪神HDは飛躍が期待される。今年こそ阪神タイガースが優勝へ突き進むのかと思ったら、そうは問屋が降ろさないのが浪速の球団、スタートから大コケであった。にもかかわらず、お客さんがあれだけ詰め掛けて、頭が下がるばかりだ。報道によると、阪急電車は二年後を目途に有料座席指定の列車を走らせると云う。さては京阪プレミアムカーの成功をじっと眺めていたなと思った。確かに、あれが成功するとは意外な驚きで、コロナ禍における指定席のニーズも後押ししたのだろう。京とれいん~観光気分が裏目に?逆に、乗車券だけで乗れる京とれいんは、外出自粛のあおりを喰って何度か運休に追い込まれた。観光電車だから損をしたのである。さて、指定席車両をどの線区に走らせるかと云う話になると、路線距離が長い京都線が想像される。それでも京阪に比べて乗車時間が短いから、果たしてニーズがあるのか疑問符が付くが、阪急の有料座席はきっと豪華なはずで、妄想するだけで楽しくなる話である。