電気圧力鍋でカレーを作ったら玉ねぎが跡形もなく溶けるとは恐ろしい
炊飯器に不具合が起こり、買い替えることになった。当初は、普通の炊飯器を買うつもりだったが、電気店の炊飯器コーナーを物色していたら、端の方に電気圧力鍋が並んでいた。そこで目に入ったのが「コイズミ」の電気圧力鍋。壱万円を切る値段だったから目に付いたのである。炊飯以外に料理も出来るらしいから、大は小を兼ねるの理屈で試しに買ってみるかと云うことになった。まずは炊飯が出来ないと話にならぬから、炊飯を試験的に実施してみた。部分的に焦げ目が付くことがあったが全然許容範囲。応用として、炊飯以外の調理にも使ってみることにした。とにかくガスの節約に繋げられないかと云う、時局の要請を念頭に置いての話であります。やっぱしカレーは玉ねぎの状態次第です商品に付属しているレシピ集は料理研究家が編集した難しそうなものばかりだが、取扱説明書の最後の頁にあったレシピ集に「カレー」があって、カレーは自動調理プログラムで調理出来る。簡単そうなので説明書の通りやってみたが、結果は驚くべきものだった!もう料理とは云えない。材料を切って鍋に放り込むだけである。調理終了後、カレールーを入れてかき混ぜたら完成!説明書によると、玉ねぎは「くし切り」で良しとされているから、其の通りでやってみた。くし切りなら、溶けずに残っているんだろうなと思ったが、出来上がりを見て驚いた。玉ねぎは跡形もなく溶けているのだ!電気圧力鍋の威力、恐るべし。人参も溶けて小さくなってしまったこれまでやっていたのは、玉ねぎをみじん切りに加工し、鍋で念入りに炒めた後にグツグツ煮込むことで、漸く玉ねぎが「イイ感じ」に溶けくれていた。全工程、ガスを壱時間は使いっぱなしなのである。それが省略出来たのだから、節ガスには貢献しそうである。なお、弐回目に作った際、玉ねぎだけでなく、じゃがいもまで全て溶けてしまう。やはり品種によって結果が違って来るようだ。弐回目は牛肉の切り落としを使ったが、牛肉は粉々になってしまい、肉を探す楽しみが味わえない。やたらとビーフカレー感があって、それはそれでいいのだが。ポトフもこの通り難なく出来てしまう。調理時間は「壱分間」なのだが、圧力が高まるまでの時間や圧力ピンが下がるまでの時間を足すと、ある程度の時間を要した。ガスの節約になっても、電気代の増加は避けられないかも知れない。ガスの使用量だが、例えば8月のガス使用量は昨年の5.4㎥から4,7㎥へ確実に減少している。ルイボスティーを沸かしていたのを水出し麦茶に変更し、お湯を沸かすのを電気ケトルに変更したのも大きいかもしれない。