江戸詰め生活の時代、市中のあちこちに
「スタバ」があったが、大抵は雑居ビルの一階にあるような店で、混んでるし狭いし、とても入る気にならんかった。ところが、鹿児島の仙厳園近くにある「スタバ」は、同じ会社の店とは思えない豪華な作りなのだ。前から気になっていたので、クルマで通ったついでに寄ってみた。
我がラパンの後ろにクラシックな洋館があるが、これが「スタバ」なのである。
「旧芹ケ野島津家金山工業事業所」だそうで、こんな博物館級の建物をあっさり「スタバ」に替えてしまうのもどうかと思ったが、大資本が歴史的建造物に投資してくれるなら悪い話でもない。
ここでドーナツとフラペチーノをいただく。店内はゆったりで、正にゲミュートリッヒな時間を過ごさせていただいた。
スタバの近くに、
薩摩切子の展示会場があって、目が飛び出る程の高額なガラス工芸品がずらずらっと並べてある。島津斉彬の偉業が、こうして脈々と受け継がれているのも理解出来たが、拙者が落としたお金は、結局のところスタバに流れて行ったとは何とも悲しい。まあ、あの洋館を保存する費用の一助になれば良いのだが。
(→他の写真はこちらでも)
鹿児島生活で注意すべきなのは、雨だけでなく桜島の灰も降るということ。晴れてても、灰が降ったらこのとおり(助手席の嫁さん撮影)。クルマのスピードでは、視界は無いに等しい訳である。そしてラパンは見事に灰色ウサギになってしまう訳だが、桜島の灰なんて無害で綺麗なもんです。
ドーナツと言えばここでも・・
さて、鹿児島市内から少し足を延ばして知覧方面へ。峠を登り切って少し走った所に
「RANKO」という店がある。外観が何ともかわいらしい。卵屋さんだから「RANKO」だと思ってたら、店長さんが蘭子さんだそうで・・・。もちろん、お目当ては自家製卵を使ったドーナツです。
さて、この後我がラパンに思いもかけぬ運命が待ち受けていたとは・・・続きは記事を編集する暇が出来た時に。この通り、リアルタイム度ゼロな、室町時代並みの遅さで運営しております。
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