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カテゴリ:タカラヅカ
去る八月二五日、大阪ドームにて阪神-横浜戦を観戦後、勝利の美酒に酔いしれる暇も無いまま大急ぎで宝塚に向かった。人生初の、記念すべき宝塚ホテル宿泊なのである。ところが、大阪ドームから宝塚まで意外と遠い。
長堀鶴見緑地線→御堂筋線→梅田で<阪急乗り場まで急いで歩いて急行宝塚行に飛び乗ってまずは一安心。阪急電車はゴールデンオリーブのフカフカシートで座り心地が良い。終点まで安心して居眠りしていた。乗り過ごして梅田まで戻らないように注意せねばならないが。 宝塚に着いて何だか感無量!だけど周囲は真っ暗。宝塚阪急はもちろん、駅ビルのほとんどのお店は閉店済みであります。池田泉州銀行の美し過ぎる広告だけがキラキラ光り輝いていた。宝塚歌劇のチケットが当たる「すみれの花定期預金」の宣伝であります。拙者も一度だけ当たったことがありますよ(エリザベート・愛と死のロンド)。 花のみちも真っ暗で、もう何の道かも分からない(笑)。移転オープンした宝塚ホテルは、夜間のライトアップがされていた。漸くゴールインであります。此処からは、虎キチから紳士淑女へ身も心も変身! 人生とはシャンデリアに照らされて生きること チェックインの手続だけで背筋もピンと伸びた。人生、清く正しく美しく、でなければならぬと阪神のことはきっぱり忘れて部屋へ向かう。やはり此処は阪急の世界なのだ。エレベーター内に、旧寶塚ホテルのポスターが展示されていた。ホテル内は、旧ホテルの備品を活用したり、宝塚歌劇の資料を展示したりと、館内全体が博物館的な雰囲気を持っている。其処もまた一つの愉しみ方が出来る訳だ。 廊下にもシャンデリアが灯っている。もう面倒臭いほど凝った意匠。阪神タイガースのことなんて吹っ飛んでしまう程の破壊力だ。 束の間の我が別邸に到着!スタンダードより若干広いモデレートツインであります(申し遅れましたが嫁さんと行動してます!)。本当にタカラヅカ的な世界観で、さすがに嫁さんと二人で歓声を上げたものだった。鏡台がやたらと広くて鏡の前の椅子が二つあるのは、御婦人二人組の宿泊を想定していて、まさか野郎が宿泊するなどと、これっぽっちも考えていない雰囲気。鏡の横のテレビは、もちろん「タカラヅカ・スカイステージ」が見放題である。 洗面所もこのとおり、おフランスな蛇口のデザインは写したくなるほど絵になっています。ローラ・アシュレイのアメニティは、嫁さんにとっては嬉しいだろうが、オッサンが使うのは罪の意識さへ感じる。さて、スカイステージでは「ロミオとジュリエット」をやっていた。嫁さんが見ている最中に、拙者は歯を磨いたり湯船に浸かったりしておったが、ストーリーがストーリーだけに、流れて来る音楽と歌を聴いているだけで、何となく進捗状況が分かるものである。 いいホテルに宿泊すると、寝るのがもったいなくて困ってしまうのだが、結局ぐっすり寝てしまった。朝起きて、目の前の景色はこんな感じ。要はマンションなんだけど、さすが阪急が沿線価値を高める工夫を凝らして開発しただけに、見ていて楽しくなる風景。後ろは今津線の線路であります。映画「阪急電車」の舞台になった路線。 ロビーは特大のシャンデリアが吊るされている。やっぱり人生とは、シャンデリアにコーヒーにケーキですよ。其れでは、紳士淑女の皆様と共に朝食会場に行くとしましょうか。続きはまた何時かの機会に。此処まで書くのに参ヵ月近く掛かってしまった! 宝塚ホテルのお写真はこちらでも(相模太郎ホームページ)
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最終更新日
2022.11.19 04:00:07
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