鹿児島県薩摩川内市の陸上自衛隊川内駐屯地が、
創立37周年の記念行事を行った。37周年と云う中途半端な行事となった訳は、35周年記念行事をやろうとしたらコロナ禍で挫折したのでリベンジなのである。記念行事の初日は市内パレードが催される。陸上自衛隊車両が商店街を行進するなどと、なかなか見れる光景では無いので、早速現地にお邪魔してみた。
現れたのはトレーラーに乗ったパワーショベル!自衛隊用語では
「掩体掘削機」~陣地構築に活躍するだけでなく、災害派遣でお約束のように出動する機械である。
続いて、74式トラックに積載されているのは
92式浮橋。パカンと開いて水に浮かせて橋を架けることが出来る。橋の無い川を渡ったりするのは陸上自衛隊の必須業務だ。
外見だけで水陸両用車と分かる車両。名称は
「水際地雷敷設装置」~「水際」は「すいさい」と読む。自衛隊は、号令も報告もパリっとしないと商売にならないから、漢字は音読みが基本だ。この車両は、敵の上陸地点に地雷を敷設する任務に就くが、水陸両用を活かして災害派遣にも活用されている。
特殊車両が目白押しだが、如何にも自衛隊な装備も続々通過。
155mm榴弾砲がトラックに牽引されて登場。こう見ると、街中でも迷彩色の効果があるんだなーと感じたところ。
16式軌道戦闘車が続々と行進~戦車を代替するものとして車両数を増やしている。国内の幹線道路はほとんど舗装されているから、道路を高速走行して素早く戦場へ駆け付けることを狙っているのだ。ちなみに、背景に写る「山形屋」は、鹿児島のローカル百貨店。薩摩蒸気屋は、県内でも有名な和菓子さん。自衛隊車両との不思議なコントラストを感じたところであります。
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