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カテゴリ:タカラヅカ
去るX月XX日、日頃旅行ネタや鉄道ネタでお世話になっているS氏の尽力により、宝塚歌劇月組:福岡公演の観劇が実現した。拙者が住む鹿児島から、もちろん九州新幹線で向かうのだが、開演が13:00と早いため、去年のように出水から肥薩オレンジ鉄道に乗ったり熊本でくまもん電車に乗ったりするような危険な賭けは無理である。大人しく新幹線で直接向かうことになった。 S氏におかれては、拙書「相生橋にて」の読者になっていただいた為、続編の「誰かが見た結末」をお届けすることにした。朝靄が次第に晴れる肥薩の田園風景を眺めながら、時々自分の拙い文章を乱読しつつ時は過ぎる。 博多ステイションに着くと、其処は素晴らしいまでの快晴であります。室内の観劇なので空が晴れているのは非常に勿体ない。 博多阪急開店と同時に入店したら、館内は「すみれの花咲くころ」のBGMが流れ、早くもテンションはMAXであります。此処で嫁さんと暫く別行動。実はアミュプラザ内のポポンデッタで大事な用事がある。次回作「サキ子への伝言」の表紙に使う旧東ドイツVT18型気動車の写真撮影をしておくのだ。 要は拙者の鉄道模型ですよ。何故旧東ドイツなのか?此のクラシカルな車両が登場する意味は?まぁ其れは読んでのお楽しみであります。全て完成するのはまーだ先の話であります。 公演会場は福岡市民会館 博多から天神へ移動。地下鉄を待っていると、ホームに流れて来るBGMに我が耳を疑った。何と!ショパン:ピアノ協奏曲第壱番第弐楽章ではないですか!福岡市営地下鉄さん、なかなか高尚なセンスをお持ちであります。もちろん、列車が入って来たら轟音に次ぐ轟音のシンフォニーなのだが。 すみれの花にショパンのピアノ協奏曲~テンションは高まる一方だ。天神へ着いて、早目の昼食は岩田屋のパーラーで。其処で食べたワッフルと濃厚プリンは絶品であります。恐らく生涯忘れることはない光景を目に焼き付ける。 さて、福岡市民会館は全くの初めてで、なーるほどこんな所かと特段感激もしなかったが、館内に入って御婦人の化粧室に並ぶ列の長さに早くも言葉を失った。宝塚公演で必ず起きる光景らしいのだが、それにしても長蛇の列である。 手塚治虫記念館は宝塚市営 S氏と合流し、是までの旅の成果などを確かめ合い、そうこうしているうちに公演がスタート!そう、原作は手塚治虫先生ですよ。そもそも先生が大の宝塚のファンでいらした。ブラックジャック連載50年を記念した公演とのことで、もうそんな昔の作品になってしまったとは、時代の流れを感じさせる。手塚治虫先生と云えば、終戦直後、阪急百貨店に灯った大食堂のシャンデリアに「生き延びた故の歓喜」を爆発させたエピソードが忘れられない。 梅乃美月様、歌唱力凄かったなー、ジェンヌ様だから当たり前田のクラッカーか。月城かなと様、相変わらず完璧な男装で、ぜひ「フリューゲル・君が呉れた翼」の国家人民軍将校のお姿を拝見したくて堪らない!公演の締めくくりは、福岡県出身のジェンヌ様自己紹介でやんややんやの喝采で幕となった。 終演後、我々は博多市内で水炊きなどを食して博多駅のイルミネーションを見て解散!帰りの新幹線は、指定席も自由席も全部グリーン車並みの800系であります。 無事、鹿児島は天文館に到着! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.10 04:00:08
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