ジャパニエル　Ｂｏｌｅｈ！

今日はマレーシアの祝日です(　・∀・)


「ハリラヤ・ハジ」



です。


ハジとはメッカに巡礼に行った後の男性に与えられる称号で、よく白いソンコ（帽子）を被っています。


そしてこのハリラヤ・ハジとは「犠牲祭」のことで、横たわらせた牛や羊にお祈りの言葉をかけ、首の動脈のみを切りそうです。こうやって解体された肉が「ハラル」と呼ばれる、ムスリムが口にしていい清められたお肉なのです。




何とも残酷に聞こえますが、このハリラヤ･ハジの由来には興味深い話がありました。



その昔、預言者イブラヒムと第一夫人の間には子供がいませんでした。第二夫人を娶り、その間にイスマイルという男の子が生まれますが、第一夫人の嫉妬にあいます。



ついに第二夫人とその息子イスマイルは遠く離れた砂漠に置き去りにされますが、彼らは神の命令として受け入れます。



後に大きくなったイスマイルと父、イブラヒムは再会しますが、アッラーからのお告げによりイスマイルを犠牲にせよ、と命じられます。父、イブラヒムがそれをイスマイルに告げると、イスマイルは神の命令どおりに・・・といったそうです。


しかしいざ、イスマイルをきりつけようとすると悪魔がやってきて邪魔をしようとし、それに向けてイブラヒムは石を投げつけます。


この行為はハジ（巡礼）の行為の中の一つになっているようです。


7つの石を投げて悪魔を追い払った後、アッラーは預言者イブラヒムの決心が不動なのを確認し、イスマイルを犠牲に捧げさせる代わりに天から羊を送り、預言者イブラヒムとその息子を祝福したそうです。


この父母と息子のアッラーに対する信頼と犠牲の精神を讃え、この世の終わるまで信者の手本とするため、ハジではこれらの故事に基づく行事がいくつもあるとも聞きました。



今まで何でこんな犠牲祭なんてあるんだろう？？？と思っていましたが、せっかくマレーシアにいるのですから、こうやって異教の祝日であっても、勉強してみるのもいいですよね(　´･∀･`)


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