ジャパニエル　Ｂｏｌｅｈ！

「また会いましょう！」



そう言ってクマさんお姉さんとその旦那さん、そして赤ちゃんのCちゃんはドイツへと帰っていきました。



クマさんには2人お姉さんがいます。そのうち1番上のお姉さんはインドで医師になる勉強をしている時、同じくドイツ人の今の旦那さんに出会ったのです。


一昨年、無事結婚式をドイツとマレーシアで挙げ、1年後にはCちゃんが生まれました。


現在はドイツに移住しています。で今回は3人揃って初の里帰りとなったわけです(　´･∀･`)


私も会うのは結婚式ぶりでした。


結局マレーシアには約3週間ほど滞在していましたが、ほとんど一緒に過ごす時間がありませんでした。


マラッカとKL、仕事で休めないなどの理由もあったのですが、今回はお姉さんとお義兄さんの態度にクマさんがどうも譲れなかったみたいなのです。



というのも、ちょっとわがままなのです。


Cちゃんがいるので生活がCちゃん中心になるのはわかるのですが、ちょっと度が過ぎるというか・・・。


例えば洗礼の後、家でランチがありました。約100名の人たちがお祝いをもって駆けつけてくれたのですが、肝心のCちゃんが顔を出したのはほんの30分程度。あとは2階で寝ていたのです。



赤ちゃんの仕事は寝ることとと泣くこと、そしてミルクを飲むことなので、それについて文句は言いませんが、みんなCちゃんを見たくて来てるのに、寝顔さえ見せてくれないのです。




起きるから！




と言って・・・。



またCちゃんを抱いているお姉さんのところへ誰かが抱かせて～と行くと





「泣くから」




と行って抱かせないのです。私にしてみれば泣いてもいいじゃない。いろんな人に抱かれてみないと、それも乗り越えられないと思うのです。




それからケーキも前日になって2段じゃなきゃイヤだとか言い出し、急遽クマさんと私の前の職場であるホテルにお願いして作ってもらったのでした。それも結構大変だったのです。





そのケーキに入刀する時も





ナイフが入ってない！




手で切れと言うの？！



てわめくわけです。




さすがにこれにはいつも温厚なクマさんもキレましたヽ(`Д´)ノ




持ってくるからほんの２、３分待てないの？ここに来てくれてる人たちはCを見る為に何十分、1時間って待ってるんだよ




私もそう思いました。




その他にもドイツから帰ってくる前に




「歩行器は買った？ベビーベットは？あとベビーチェアも・・・」




などと次々とおねだりして、今では誰も使わないのにクマさんの実家にあります。




「いいじゃない、次誰かの子供が生まれたら、また使えるじゃない」




怒




言わせてもらえばお姉さんたちは2人とも医者です。ドイツですしガンガン稼いでいるはずです。




それなのにマレーシアにいるお姉さんや両親に甘えすぎだと思うのです。



クマさんはあまりにも居心地が悪すぎて、早くKLに帰りたいと言いました。



マラッカの実家に帰ってきて、KLに帰りたいなんて言ったのは初めてでした。


以前はクマさんとお姉さんは本当に仲が良かったのです。4人兄弟の中の一番上と末っ子だったからかもしれません。私たちが婚約した時も誰よりも喜んでくれたのはお姉さんでした。だから今回、このような状態を見るのは私にとっても大変辛いものでした。何だか悲しくて、変わってしまったお姉さんをみて悔しいとも思いました。



そんな感じで別れたまま、昨日KLIAへと見送りに行ってきました。




お姉さんはクマさんの異変に気づいていたようで



「起こるべきじゃないことが起こってしまった」



と謝ってきたそうです。



最後はみんな笑顔で抱き合って別れました。



帰り道クマさんが



「今になってもっと一緒に過ごしていれば良かったと後悔している・・・」とポツリと言いました。



きっとその思いはお姉さんにも届いていると思います。


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