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テーマ:国際結婚 ア・ラカルト(507)
カテゴリ:結婚準備
クマさんはカトリッククリスチャンです。
カトリック信者と結婚する場合は相手がクリスチャンであるなしに関わらず教会が主催する結婚前講座に参加することが義務づけられています。 そして私たちももれなく参加しなくてはいけないということで先週末は2泊3日の教会が主催するマリッジ・プリパレーションコースに行ってきました 場所はチェラスにある修道院学校です。そしてお泊りももちろん宿舎の中 宿舎といっても簡易ベッドがあるだけで部屋のドアもカーテンだけのものもちろんバス・トイレは共用でカップルは分かれて(当たり前か)2晩を過ごしました。蚊帳があったけど使ったこともないし、いいやと思って寝たら思いっきり蚊に刺されまくり 大変なコースでした。 本来、このコースは6週間かけて行われるもの。でも仕事がシフトの人や都合があって決まった曜日に休みのとれない私たちのようなカップルの為に2泊3日のコースが設定されているのです それにしてもカリキュラムのすごいこと 金曜日の16時から始まって初日は23時まで。翌日は5時半起床で7時にはコース開始その日も夜は22時半まで、みっちりそして最終日は早朝7時からミサ。そしてその後も15時までびっしりコース。 本当にしんどかったです・・・ コースの内容は神父さんがまず結婚するにあたって2人でよく話しあっておかなければならないことをお話します。その後、実際に結婚しているカップルが結婚生活をシェアしてくれます。そしてその後、それぞれでその課題について考えていることを書きます。この時大事なのは相手が書いて欲しいだろうことを予想して書くのではなく、自分が思っていることを素直に書くこと!と言われました。 そして書いた後はカップルに戻ってお互いのノートを見せ合うのです。 延々、この繰り返しです。なので本当にしんどい・・・。朝も早いので神父さんが話している時はうとうとくるのです。 手を抜こうと思ったら抜けるんです。それぞれで考える時間やカップルで話す時間は外に出ていいことになっていて、いい加減なカップルはタバコすったり、ぺちゃくちゃ喋っているだけでノートなんて開いてもいません。でも、それじゃ意味ないんですよね。何のために来たのか・・・。 確かにこのコースは「義務」と書きましたけど、証書をもらう為だけに来たのではなく、結婚前にお互いを見つめ直し、相手の思っていることや価値観、考えなどを知る為に来たわけで、だから1日中、自分と向き合って、相手と向き合って、と本当にきつかったです。 でも参加してみて本当に良かったと思ってます。今回は30カップルのうち24カップルがミックスマリッジ(宗教の違いや民族の違い)でした。もちろん日本人は私1人でしたが、過去に一度日本人男性が参加したとのこと。 やっぱりマレーシア人と結婚した人で、金曜の夜、仕事帰りについて土、日コースを受けて月曜の朝、日本に着いたらそのまま新幹線で仕事に行ったそうです・・・・。すごいですね 無事、証書戴きましたが、やはり結婚前にこういう風にお互いの考えていることを話できて良かったです。結婚って2人の赤の他人が一緒に暮らすわけで結婚してから「こんなはずじゃなかった」なんて言ったって遅いですしね。神父さんの話では実際このコースに参加した後に結婚を取りやめたカップルもいるそうです。某国では結婚して合わなければ離婚してまたやり直しすればいいという考えの人が多いみたいですが、結婚ってそんなに簡単なものじゃないと思うんですよね。やっぱり慎重にならなくては。 よく雑誌とか見てて「結婚とは?」というアンケートに「妥協」とかいう答えがありますけど、それはちょっと悲しい答えですよね。結婚してる方の中にはそんな綺麗事言ってられるのも今のうちよ!とか言われるかもしれませんが・・・。カトリックの教えの中にはハッとさせられるもの、自分を見直すことができるものがたくさんあります。結婚前と後で人は変わらないと言われました。だから結婚したら変わってくれるだろうなんて思ったらいけないそうです。今回、結婚をシェアしてくださったカップルはみなさん素敵な方々でした。結婚して10年、20年経った今でも2人が愛し合っているのがヒシヒシと伝わってくるし、相手を思い遣る心や許してあげる広い心を持つことがこれらのカップルをそうさせているんだろうと思いました。 私も結婚して10年、20年、30年、いやいや死ぬまでクマさんのことを愛し続けたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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