ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

少しずつではあるが精気が出てきた気がする。
きちんと７時には起きることも出来た。
ぼーっと、極楽とんぼの加藤氏を見ながら、
朝ごはんを食べる。

少しWebを見てゆっくりした後、実家に電話をする。
うちの母親はどちらかというと過干渉というか、過保護というか、
でも、こちらが電話しないと、小言を言われてしまうわで、
少々難しいお年頃のようです。困ったものです。
かといえ、10Kmも離れていない実家に顔を出さないわけにも行かず、
大体隔週、最低でも月に1回、顔を出すわけです。

今日も電話をしたら、腰が痛いとか動けないとか言ってました。
何か途中で昼ごはんのおかずでも買ってこようか？と聞いたら
要らないという。まぁ、いいか、早いけどホワイトデーのブツを
持って行こうということになり、車で夫婦で出かけた。

実家に着いたら、親父が駐車場のスカイライン（俺のお古）から
出たところだった。親父もお袋に代わり買出しに行っていたらしい。
が、親父もうっかりしていたようで、買って来る店を間違えてしまい、
お袋が親父にクドクドと文句を言っていた。よく聞いていると、
商品自体は間違っていないようで、特売かそうでないかの違いらしく、
あまりに呆れてしまったので、そんなのどうでもいいじゃん。
10円とか100円違ったって、死ぬわけでもないし。とか言って、
話を終わらせたかった。家内もそういうごたごたを聞くのが嫌みたいで
（当たり前だけど）、俺も何とか言わなきゃなぁって思っていたのだ。
年を取ると、口うるさくなるのでしょうかねぇ。
なんだか、情けないやら、馬鹿らしいやら、でも、夫婦ってそういうものかも知れませんね。

昼前に家を出て、それから近くの大型スーパーに出かける。
先週は自分も体調が悪かったので、買い物も出来なかったので、
ちょっと買いだめと、家内は服を見たりしていた。
家内は、買い物チャンネル（ShopチャンネルやQVCなど）が大好きで、
いつも気になっていた商品があった。それは、馬乗りにまたがって、電動で動く代物で、体がスリムになるらしい。
見ていて、なんだか子供をデパートの屋上で、10円入れて、象さんの乗り物に乗っているような感じで少しほほえましい。
でも、自分は元来いたずらなので、スピードを早くしたら、いきなりロデオ状態になってしまった。これには、家内もびっくり、自分は大笑いさせてもらった。



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その後、携帯電話を色々見たり、本屋で立ち読みしながら、ぶらつく。すると、飲食店が並ぶスペースがあるのだが、おそろしいほどの行列を目にして、びっくりした。どうやら、昨日、今日は、「すがきや」ラーメン、デザートの半額デーらしいのだ。どうやら、今年はすがきや創立60周年らしいのだ。それでびっしりの行列。親子連れはみんな並んでいる。2時近いというのに・・・。確かにすがきやのラーメンで半額だと、140円になるから、コンビニで食べるより安いけど、そこまで並ぶか？？？って感じですね。すがきやのラーメン、アイスクリームは名古屋人の庶民の味であり、子供が小遣いで食べることが出来るラーメンであった。
自分もすがきやのラーメンとソフトクリームで育った。何せ普通のラーメンなら当時は200円しなかったのだから。。。そう思うと感慨深いものがあった。でも、自分達はすがきやに行かず、下にある、マクドでハンバーガーを食べることにした。最初は人が居たのだが、ちょっとぶらっとしているうちに、人が少なくなり、丁度良い時間だということで、ゆっくりハンバーガーを食べる。そのうち、「すがきや」難民（おそらく飲食店スペースは「すがきや」の客で溢れるだろうから命名）が、マクドにも、他の飲食店にも並びだしている。おそるべし、すがきや。おそるべし、名古屋人。



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それから、スーパーの近くのリサイクルショップに始めて入ってみる。
商品を見て第一印象は、「高い」。何でノートPCを11万円で売ってるの？
某D社なら、その値段で新品が買えるのに・・・・
そういう商売してたら、きっと来なくなるだろうなぁ。。。。
なんて、見てみると、もしかしたらこれは？？？っていう、よさげな商品を発見。ロールプレイングゲームのウィザードリィのモンスターフィギュア。
でも、5000円。これを買って、オークションに売ったら、本当に儲けが出るのだろうかなどと、山師のようなことを考えてみる。
こういう時に限って、ネットワークに繋がるようなPCも無く・・・
仕方なく、携帯電話から、Web検索する。が、1つくらいしか情報が無い。
これだけ情報が無いとなると、本当に当たりか、大はずれかどちらかだろう。家内が丁度通りかかったので、聞いてみた。
「貴方が選んだ商品で利益が出たのは無いでしょう（きっぱり）。そのお金があったら、何か私に買ってよ」って、まさにその通りです。
俺はどうもこういう商売には向かないと思う。基本的にマイナー主義ですから。。。なので、雑念を追い払って、家路に着いた。

着替えていて、ふと思いついた。M元上司と再来週会うのだった。店の予約をしなければと。M元上司は自分が新入社員の時に、会社に出向してきて、それ以来、わが社にずっといる方であり、自分は5年ほど、M上司の下で働いた経験がある。そのM上司が3月一杯で定年退職なさるのだ。
M上司とは仕事のつながりよりも、仕事とは全く関係のない話で盛り上がっていたものである。映画、音楽の話、哲学の話などなど。昔のインテリゲンチャな方だったのです。いつの頃か、飲みに誘われて居酒屋に行った折に、たまさか、絵画の話になり、自分はぽろっと、日本絵画と西洋画の遠近法の使い方や影の表現方法の違いで、日本と西洋の宗教観の持ち方（一神教的視点と多神教的視点）を見いだすことが出来ると話したら、至極、喜んでくださり、それから、M上司に可愛がられていたのであった。自分は当時タバコを吸っていたので、タバコ部屋で、M上司と映画の話などをしたりしていた。これからは、薀蓄やら小難しい話をしていただける方（M上司、失礼）がいらっしゃらないので、淋しいなと思い、会社のメールアドレス宛にメールを書いたら、早速お返事を頂いた。自分は最近の近況として、哲学をちょっとやっていると話をしたら、M上司は、古代中国の呪術に興味があるとメールに書いてあった。とてもM上司らしい研究テーマだと少し笑った。
ハイデガーについては、"Was ist das - Die Pilosopie"（それ”存在”とは何か）が良い本であると薦めて下さった。おそらく原書であると思われるので、学生時代の頭に戻って、独語辞典を片手に読んでみるのも悪くは無い。
まず、その前に、M上司と夕食を交える約束をした。ゆっくり、これからのこと、興味のあることなどを語りあいたい。上司、部下の関係ではなく、何かを学ぶものとして、繋がりを持てたなら良いなと思うのである。