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テーマ:ゲームについて思うこと。(12)
カテゴリ:ゲームについて
始めに断っておくが、俺はチュンソフトが好きだ。
社長である中村光一氏を尊敬している。 その上で、苦言を言いたいと思う。 新しくiアプリから出た「風来のシレンLevel Keep」ってなんだ?あれは。 死んでも、経験値はそのままで、運がよければアイテムだって残っているって、それじゃシレンじゃないやろ。 他の開発メーカーがやってるならともかく、自社でレベルを落とさなければならないなんて。。。。 そりゃさ、それが嫌なら、別のiアプリの「シレン」をやればいいってことはあるけどね。でも、今のゲーマーって、ゆるゆるにさせないと遊んでくれない=儲からないっていう風なわけ??? ポケモンの方は分かるよ。ゲームボーイだったし、なんたってポケモンが主人公だから、ターゲットは子供達。子供達に遊んでもらうために、ハードルを低くするのは当然するべきだし、俺も納得は行く。 だが、シレンというのは、やはり、「理不尽な状況下に置かれても、できる限りの努力を尽くして、死ぬ。あるいは目的を達成する。」 そういうゲームなのではないだろうか。 ストイックすぎなのか??俺は。 だが、知っているヤツは知っているが、トルネコも、シレンも、Unixで動くテキスト文字RPG、Rogue、Nethackを今風に作り変えたものなのだ。後にPC-9801版や、ネットワーク版もあったが。 そこで、俺がそんな歴史を言うと「え?何知ったかぶってんの?薀蓄、キモい。キモオタ」って言われるかも知れん。 でも、その時点で、ダンジョンは自動生成、自分が死んだら経験値、アイテムもチャラという基本原則はあったのだ。 中村社長含め、チュンソフトは、RogueやNethackをオマージュ、リスペクトして、トルネコ、シレンを作り続けていた・・・そういう思いでいた。 だから、決してパクリだとも思わなかった。だって、それを言ってしまったら、国民的RPG「ドラゴンクエスト」だって、「ウィザードリィ」と「ウルティマ」のいいとこ取りになってしまうから。。。 ただ、シレンで救助隊だ出てきたところから、ちょっと路線の危うさが出てきたというか、オリジナルからの脱皮を計りたいという気持ちは見え隠れしていたのだが。。。。 トルネコを始めとして、不思議のダンジョンシリーズは、シビアであればあるほど、クリア時の達成感が生まれるのではないか? また、逆に死に様が無様であればあるほど、他人に自慢したくなるものではないのだろうか? 俺はそういうゲームだと思っている。 さっきも言ったが、ユーザ=ゲーマがぬるくなったのだろうか。 ゲームという存在そのものが、昔と変わっているのだろうな。 俺はびっくりしたのだが、現代の親にとって、ドラクエの主人公達は「悪」なのらしい。。。。子持ちの悪友がそう言っていた。 ということは、悪友が住む団地の奥様側の一部の見解かも知れないが、そういう考え方もあると言えるのだ。何故かは、別のドラクエの紹介の時に書きたいと思う。 最後に、フォローのつもりではないけど、俺は中村光一氏のファンである。 マイコン打ち込み時代から、彼を尊敬していた。彼の雑誌投稿プログラムはいつも打ち込んで遊んでいたし、伝説シューティング「ゼビウス」の遠藤氏に続く神であった。当然、彼のマイコンメジャーデビュー作「ドアドア」も面白かったし、「ニュートロン」も遊んだ。 皆が知っているのは、「ドラクエのロト伝説」辺りであろう。 それくらい、彼をリスペクトしているが、それでも、苦言を言いたかったのである。チュンソフトよ、孤高であって欲しい。独自路線を貫いて欲しい。 頑張れ、チュンソフト。頑張れ、中村光一!! ≪中古SFC≫風来のシレン【完品・イタミあり】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月12日 21時16分06秒
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