ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

学生の時は深夜型の生活を送っていた。
特にゼミや卒論の頃になったら、研究主体で、
フィールドワーク（主に美術館の資料めぐりや、神田神保町の古書めぐり）を
してから晩御飯を済ませ、家で資料作成をオアシスワープロ（もち、親指シフト）で
論文を書く毎日だった。当然、夜中から朝までが、乗ってくる時間。
ＴＶを見るよりも、ラジオを聴く時間が多かった。

そのときによく聞いていたのが、J-WAVEであった。
その頃はJ-WAVEは開局してそれほど経っていなかったが、
選曲がとてもよかった。昔AOR(Adult Oriented Rock)などの洋楽バラードが
深夜にとても心地良かった。
あまりナビゲーションが話すことなく、多くの音楽を聴くことが出来ることが
うれしかった。
そのときのお気に入りの番組は、"Pazz&Jops"(JazzやPopsの垣根を取り払うようなワールドワイドな音楽)、そして、真夜中に音楽だけ流す"Still Life"だった。

大学を卒業して、名古屋にUターン就職したときに、一番さびしかったのが、
J-WAVEが聞けないことだった。本気でUSENを引こうかと思ったくらいだった。
情報源としては、たまにCDで出る、"Pazz&Jops"と、"Still Life"のコンピレーションアルバム
だった。毎日のように聞いていた。

名古屋でもZIP-FMという洋楽を多めに流すFM局が開局し、
最初のうちは洋楽メインで番組作りをしていたが、
（開局当時はJ-WAVEの仕掛け人が開局に加わっていたらしい）
だんだんとナレーター（ナビゲーター）が出てきてしまって、
のんびりと音楽に浸る感じでなくなってしまい、
RADIO-AI(I?)に乗り換えてしまった。
ナビゲーターが英語だったので、洋楽とあまり違和感がなかったからだ。
しばらくして、自分が病気になり、ラジオを聴くことは無くなった。

が、世の中の技術というのはすばらしいものである。
昨日から、ストリームラジオ放送でJ-WAVEの放送が始まった。
"J-WAVE Brandnew J"である。
これなら、パソコンやりながら、良質の音楽を楽しむことが出来る。
本当にうれしいことである。
ただ、昔のように、洋楽垂れ流しということはなくなってしまい、
時折、日本人ナビゲーターが出てくるのがさびしいのだが。
（昔はジョンカビラなどが出ていた）

まだ、試運転というか、ベータバージョンだが、
選曲はとてもよい。
今、"Time after Time"が流れている。シンディローパーの名曲である。
確か、ジャズの巨匠、マイルス・ディビスも吹いていた気がする。

ストリームラジオ、ネットラジオはどこからでも聞くことが出来る。
日本のどこからでも、世界のどこからでも。
J-WAVEを聞くことが出来るのだ。こんなにうれしいことはない。

聞きたい人は、J-WAVEのWEBサイトから、右上の枠内の"Blandnew J"をクリックしてほしい。
すると、J-WAVEのサーバーに認証を取りに行き、再生が出来るようになる。
もしかしたら、ブラウザの相性などもあるかも知れない。WindowsMediaPlayerとか。
その辺はサイトで調べて欲しい。

Let's Enjoy J-WAVE !!