ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

「不良少女白書」と言うタイトルを見て、
さだまさしがすぐに浮かんでくる方は、
なかなかの年齢でごわすな（苦笑）
そして、私も・・・・

今って、価値観っていうものが無いような気がします。
なんでもオッケーって。なんでもいいじゃん。って。

そうなると、何が正しいことか、何がいけないことかって
分からない。親も困りませんかねぇ。

今日は、英会話レッスンのいつものルームで、昔の慣習と今の違いについて、
皆で話すことになった。
自分は、カミサンが驚いたという話をする。
コンビニの隣で、子供達が地べたにしゃがんで物を食べていた。
それはそれで問題なのだが、最近の子は、地べたでも、階段でも、「電車の中」でも、
平気で座る。日常的になってしまっている。
だが、カミサンが驚いたのは、そこに両親も居たのだ。
自分が親なら、絶対しないだろう。。。って、カミサンと話をした。
ってことを皆に話したら、「江口洋介風な」お兄ちゃんは、別にいいんじゃない？？
って言われてしまった。
うーーーん。そうなのか。今は、本当にありありなのなかぁ。
ちょっと考えてしまった。

だって、価値観がそれぞれの親で違うのならば、モラルも何もあったものではないし、
学級崩壊だってするでしょう。

そういうことも言えない状況に陥ってしまっているのかと、日本に対して憂えてしまった。

そういえば、今日は平日じゃん。江口くんは、確か7月過ぎているから、仕事始めたはず。
ちょっと聞いてみようと、「江口くんって、そういえば、仕事どう？？」って聞いたら、
「あぁ、あれ辞めた。1日で。あんなん（外回り営業）やってられないわ。歩合制だし」
そりゃ歩合制だろ。訪問販売ってのは。
「ふーん。やっぱさ、何十件か、何百件か回るわけ？」って聞いたら、
「150件くらいかな？」とか言っているし。

ふーーーーーん。って感じである。まぁ、社会が多様化しているし、どうでもいいのですが。
影で泣いて、表には見せない人かも知れないしね。平気だよーーーん。って顔をしてる人も
居るからなんとも言えないけど。

帰り際、店の外でタバコを吸っている江口くんに声をかけられたので、
何気に、小説の話を振ってみた。彼は村上春樹が好きだそうだ。
別の講師の時に宝くじが当たったら、どうする？って話で、
自分が持っていると、ギャンブルに使いそうだから、カミサンに預ける。
って言ってたら、どうもギャンブル自体が嫌いみたいだそうだ。
講師がギャンブルのどこがいいの？お金？って聞くから、
ギャンブルをする人ってのは、金じゃない。
ギャンブルにはまると、金が紙切れに変わってしまう時がある。
そして、運だけじゃなくて、色々な情報、戦略、駆け引き、
そういうのがあって、的中して快感を得られるものなんだ。
そういうのが楽しいんだよ。
って言うと、講師も、江口くんもあきれていた。

まぁ、普通はあきれるかもね。
でも、人間のそういう欲望、ダークサイド、闇の部分ってのは、
誰でも持っているんだよ。
それを見ないように、意識、無意識問わずにやっているだけ。
そうでなければ、なぜ、人は自殺したいなんて思うんだろう。
手首を切りたい衝動に駆られるんだろう。
なぜ、自分の中で葛藤が起こり、苦しむんだろうね。
考えて考えて考えると、あるところまで言ってしまうと、
人間ってのは狂気に陥るというのは自分は感じた。
哲学を勉強し、もう一度、「一人で」探求していたら、
本当にやばくなった。これは遺憾と思って、本当に逝ってしまうと思い、
考えるのを辞め、現実に戻るようにした。
そうして、何とか今は自分を取り戻しつつある。

江口くんはギャンブルは嫌いだが、サッカーは好きらしい。
あれはあれで、一種の勝負だよね。
ギャンブルだって、身銭を切った勝負だよね。
勝負にかけるという意味では、同等と思うのですが。。。

なぜ、人は宝くじを求めるのか。なぜ、競馬にはまるのか。
なぜ、競輪をするのか。なぜ、ネットオークションをするのか。
なぜ、麻雀がすきなのか。

休憩時間に、彼はドラマ「不揃いの林檎たち」について、
あれは、かなり辛いよねー。とか言ってた。
リアリズムがあるのだろう。青年の理想と葛藤について、逃げ場の無いほど、
描いていたから。。。。

そして、数字で人を判断するのっておかしいと思う。
人間そんなんで分からない。
って江口くんは言う。
半分は納得するし、半分は納得できない。
だって、事実、判断材料ってのは、数字じゃん。
社会も、会社も。学校も。
それ以外にどれを使ったら人の能力判断が出来るの？？

好きなことだけ、考えていて、自分に合わないのは切り捨てるってのは、
楽だし、考えないで済むから楽だよね。
でも、やっぱ世の中辛いこともあって、我慢して乗り越えるってのも
やっぱ、今でも残っているんじゃないかなぁ。

みんながみんな、それぞれの意見でＯＫってなったら、
どうなるの？って思う。学級崩壊ならぬ。日本崩壊だよね。

きっとグローバル化という名の日本崩壊だと自分は思うんだけど。

さて、彼は現実に向き合っているのだろうか。
そして、そんなおせっかいなことを考えている自分も。。。

ただ、別に江口くんのことを嫌いだと感じてはいません。
面白いヤツやなぁ。そういうアクがあるやつは嫌いじゃないぞ。
って感じで思ってますから、意見を戦わせてみたいと思っているくらいです。

最後にタイトルでも紹介した、さだまさしの曲を勝ってにアップして終わります。

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人には黒く見えるカラスが
自分には白く見えてしまう
黒く見ようと努力したのに
人は大声で聞いて来る
何故　嫌いですか　何故　好きですか
左ですか　右ですか
ああ聴こえない　ああ届かない
自分の夢がわからない　ああ

何が　正しくて　何が嘘ですか
100じゃなければ　0ですか
ああ　聴こえない　ああ届かない
自分の夢がわからない　ああ
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この歌は好きだったんだけど、仙八先生のどこかの回の挿入歌になってたのは知らなかったなぁ。
まるで、金八先生第2シリーズの加藤優が捕まるときに流れる、中島みゆきの歌のように。
ねぇ。やっくん、もっくん、ふっくん。そして、三田寛子さん。