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まつけん7

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2006年07月26日
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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
上掲の言葉は、ベニー松山が書いた、
ファンタジー小説のタイトルである。
厳密に言えば、RPGにウィザードリィというのがあるが、
それのノベライズ小説である。
「灰」とは、ウィザードリィにおける、
死への一歩前の状態を指す。
モンスターに殺された状態だと、完全に死んだとは言えず、
地上に引き上げ、カント寺院で蘇生できたら、
再びダンジョンに向かうことが出来るが、
蘇生に失敗したときに、「灰」の状態になる。
それでも、カント寺院にさらなるお金を積めば、
もう一度だけ蘇生の呪文を唱えてもらえるが、
それに失敗したら、本当にロスト、つまり死に至るのである。

つまり何が言いたかったかと言えば、
人間はいつも死と隣り合わせに生きているのである。
当たり前すぎて、言うのも恥ずかしいのであるが、
誰でもいずれかは死ぬのだ。
ただ、それに気がつかないだけ、いや、気づきたくないだけかも知れない。
でも、アニメの一休さんでも、「正月だと言って何が目出度いのだ、それぞれに死が近づいているのに」と警告していた。
辛気臭い話だが、それも真実。

だからって、別に金が貰えるわけでもないし、
そんな下らない話をするくらいならば、仕事をしろといわれるのは至極御もっとも。
家内に働かせて申し訳なくないのか?といわれたら、そのとおりである。
本当に下らない。生産性がまるでない。
でも、そんな下らないことに「いやに拘っている自分」がここに居ることも事実なのだ。

今日は1週間ぶりくらいに英会話に行った。
まだ本調子ではないので3時間くらいと思っていたが、
やっぱり英語の脳みそにするには、まだしんどい。
っていうか、3時間でアップアップの状態だった。
これ以上やっていると頭がパンクすると思い、
早々と家に帰ってきた。

そこで、自分がこれまでは当たり前に感じていたことなのに、
すごく気になり、疑問を感じてしまったことわざがある。
「時は金なり」である。
時間は過ぎ去っていくもの、だから大切にしなさいってのは、とっても分かる。
でも、「時間」って何??「金=価値」って何??って考え込んでしまったのだ。
時間ってのは、一般的に行ったら、砂時計とか腕時計で、時を刻むもの。
でも、本当は目には見えないもの。じゃあ、時間ってどうやって分かるの??
そもそも、時間って相対的な基準かも知れないけれど、
人間それぞれで、時間の単位や考え方って違うようにも思える。
どこかの新書で「ゾウの時間、ネズミの時間」って感じのタイトルの本があったが、
動物それぞれに一生の鼓動回数は異なるため、それぞれに対して時間が存在するってのもある。
人それぞれに、それぞれの生き方があるのならば、時間という概念だって、人それぞれ違うよな。カントの時間論もそんな記載があったような気がする。。。
同じように価値も人それぞれに違うしなぁ。。。。必ずしも金持ちが幸せとは言えないしなぁ。。。などと色々と下らないことを考えてしまうのである。
そして、今俺が生きていることも下らないのでは。。。と下らないことを考えたりもしてしまうのだ。生産性の無い今の俺の状態に対して。
自虐的、あまりに自虐的な俺。くそったれ。

考えれば考えるほど、迷宮にはまる。そして下らない。
でも、遮二無二働くことが、善なのか?当然のことなのか?
かといえ、まったく働かないことが良いかといえば、それも否である。
人間何もしないと発狂するだろう。自分だったら、そうなっている。
訳が分からなくなる。益々馬鹿になる。

そんなこと考えないで働け。そのとおり。
俺も働きたい。食うために、生きるために働きたい。
会社のためでもなく、まずは俺とカミサンが生活するために働きたい。
そこから先の金は考えていないけれど、最低限の生活でいいから、働かなければ。
語学、政治学、経済学、哲学・・・色々なことを学んでいる。
仕事出来ないときに、勉強しているが、ほとんどがただの教養に落ち、
仕事に活かせるのかと言うとそうでもなかったりする。
まぁ、英語はプログラミングのヘルプを見る、Webを見るくらいは役に立つかも知れないが・・・

そんなことよりも、昨日炊いていて、ジャーから保存し忘れた、
ご飯のことをもっと悔やめ。2合以上も腐らせてしまった。。。
汗水たらしてお義父さん、お義母さんらが作ってくれた貴重なお米のほうが
俺の下らない夢想よりもはるかに大事だ。
そしてお天道様にも感謝しなければいけないのに・・・
泣きながら、米を研ぐ、馬鹿な俺。

本当に俺の隣にはいつでも死がある。
しかし、死を自ら選びたくはない。
意地汚くとも、1秒でも生きていたい、賤しい人間であるのだ。





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最終更新日  2006年07月26日 19時51分52秒
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