ジャラン・ジャラン・パインビレッジ

土曜日は通院日だった。
主治医にこの2週間を簡潔に話し、
リズム良く生活が出来たと話した。

そして、主治医の方から、何か話したいことはありますか？
と聞かれたので、

「自分は復職をしたいです。冬あたりで、12月や1月くらいには。」
と勤めて冷静に切り出した。

いつものように、もう少し様子を見ましょうと言われるかと思ったが、
「そうですね。最近、生活や体調も安定していますし、その方向で考えて見ましょう」
ととても前向きな話をくださった。

とてもうれしかった。
心の中ではガッツポーズをしていた。
（やっと思いが通じた。毎日、体調や行動の表を書いていたから、説得力があったのだろうと思った。）

もちろん主治医も諸手を挙げて賛成しているわけではなかった。
「まつけんさんは冬を越すのは大変ですから、12月1月はちょっと不安に思いますが。」
といわれたが、今の自分であれば、体調が崩れるときは、冬でも、春でも、夏でも同じことだと思った。冬だからということも無いだろうと思っていた。
駄目なときは、どの状況下でも駄目なのだ。むしろ、自分のそのときの姿、振る舞い方そのものが大事なのだと思っていた。
だから、主治医には、
「冬から復職をして、もちろん会社の産業医との話しの上ですが、軽勤務をすると思いますが、それで体を治して、春くらいには徐々に仕事の度合いを上げるのが丁度良いと思っています。それに、自分としては春まで半年待つというのも良い策とは思えません。もちろん、体調が悪い日もあると思います。でも、1日や2日を休むことは、それほど問題視していません。仕事を続けて休んで差し障りがあるのであればいけませんが。そうでなければ、体調を見ながら、仕事を続けていきたいと思っています。」
そう話をした。

主治医も自分の意思を理解してくださった。

これからは、直属の上司、主治医、自分との3者で話しあいを持ち、
また、その後に産業医を含めた話し合いをする必要がある。

まだまだ、スタートラインにもたっていない。
足がかりがようやく出来ただけだ。
でも、正直ここまで来るのが長かった。

これまで見守ってくれた、家内や家族、主治医や、カウンセラー、友人や会社の方、ブログの方々・・・皆さんに感謝したい（まだ早いけど）。

カミサンにこの話をしたら、「まだおめでとうは言わない。復職しても言わない。何年かしたら、おめでとうを言う」と言っていた。

そうだろうな。今まで、復職していっぱい失敗しているしね。
だから、まだまだ安心は出来ないんだよね。

まだ、山すら登っていない。靴を履いただけの状態なのだから。
これまで3ヶ月の間、コツコツと続けてきたことを、また次の3ヶ月間続けることだよね。無理せず、あわてず、一歩ずつ進めたら、復職への道が少しずつ近づくよね。

通院の後、お昼ごはんを食べてから、英会話をする。
オーストラリアの講師から、「ベジマイ」なるものをちょっとだけいただく。
日本でいう納豆みたいなもので、好き嫌いがある食べ物（って言うのか？）。
知っている人は、いらないって言うのだが、自分はそういう珍しいものは好きなので、くれくれと言って、ちょっともらった。
容器は「歯磨きチューブ」みたいな感じ。ベジマイ自体は、ご飯に乗せる、ペースト状の海苔みたい。
でも、もともとは発酵食品なので、納豆みたいに独特なにおいがするのだ。
においを嗅いでみたが、別にそんなに嫌がるほどに臭くは無い。
食べてみたが、「塩からい味噌」って感じ（発酵物なので当たり前だが）。
だから、講師に「大丈夫、問題ないよーーー」って言ってあげた。
オーストラリア人は、そのベジマイをパンに塗って食べるのだそうだ。
食文化の違いって面白いよねー。ちなみにこのベジマイは輸入食料品店などで売ってます。その他、下のリンクをご参照あれ。

好きか嫌いか？ハッキリしてます(_ベジマイト（濃縮酵母エキス）235g

帰り、雲行きが怪しかったから、駅の前で家内に家の方の天気は大丈夫か、メールで聞いてみたが、一向に返事が無いので、久しぶりに本屋に寄ってみた。
いろいろ立ち読みしてみたが、鬱に関する新書があり、読んでみたら、
SNRIの副作用が書いてあった。おしっこが出来にくいなどのほかに、記憶や認知障害がある場合もあるようだ。
そういえば、最近、自分は物忘れが激しいなぁ。思いついても、他の事を思い出したり、何歩か歩くと忘れたりするしなぁ。最初は年のせいかと思っていたが、副作用の原因もあるかもなぁと思ったりした。新薬ってのは、まだ臨床データが整っていないから、今、副作用が少ないと言っても、将来どんなことがあるか分からないしなぁ。
予防するには、薬を常用しないことなのだなぁ。としみじみと感じた。