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まつけん7

まつけん7

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2006年09月23日
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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
昨日の日記の続きに近い内容です。

掲題のATフィールドと言うのは、
10年前のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン(以後、エヴァと略)」に出てくる用語のひとつで、簡単に言うと、人の「心の壁」みたいなものです。

14歳の少年少女で構成される、敵(使徒)を撲滅するチームNERVの中に、
アスカという少女が居るのですが、テレビシリーズの後半の方で、
敵にATフィールドを破られ、精神汚染をされてしまい、
彼女は、廃人になってしまいます。
このとき、敵は彼女の中に閉じ込めていた、彼女の中に隠しておきたかった、
トラウマを暴いてしまい、彼女の心をずたずたにします。
彼女が経験したつらかったこと、両親とのことなどがフラッシュバックして
しまいます。そして、精神的に絶えられなくないなり、廃人化していきます。

誰でも、心の壁は持っていると思います。
多かれ少なかれ。
そして自分も持っています。
ですが、おそらくですが、他人より、心の壁、ATフィールドの厚さはかなり
厚かったのだと思います。
自分は小さい頃、主体性がありませんでした。
好きとか、嫌いとか、言うのが苦手でした。
なんとなく、他人の気に入るようにしておくのが良いと考えるようになりました。
そして、八方美人にいつの間にかなっていました。
心にバリアを張るようになりました。
そして、他人に自分の気持ちを見られないように、
自分で、自分の気持ちを見ることのないように、
壁を作ったのです。

高校生の頃、悪友と出会いました。
そいつは、自分の性格を見抜いていました。
時々、精神汚染されていました。
でも、そいつはとても魅力的な(言い方が変ですが)やつでした。
頭はずば抜けてよく、それで居て、まったく優等生ではなく、
裏の世界の構図なども知っているやつでした。
ただの頭が良いだけではありませんでした。
だから、そういう人間にあったのは始めてでしたので、
引き込まれるように、友達づきあいが始まりました。
毎日、毎日、いろいろな話をしました。
やつは、とても抽象的な話や、極限的な話をするのが好きでした。
たとえば、小説「ひかりごけ」のように、「船が難破して、極寒の洞窟に何日か遭難して、船員がバタバタと死んでいく。そして2人だけになったときに、お前はどうするのか?相手を殺して、屍を喰らい、生きていくのか?それとも、先に死んで、そいつのために、屍になるのか?そして生き残った人間が救助され、人を食べたということで裁判になったら、その行為を裁くことって、人間には出来るのか?それを善とみるのか悪と見るのか?そんな傲慢な判断を人間が裁くことが出来るのか?」っていう感じなことを話したりしていました。
そういうことを毎日考えると、人の心や倫理、哲学、思想なども知りたくなってきました。
そして、その知識がそのまま、自分の壁を分厚くする要因になってきました。

そして大学に入り、哲学を勉強したり、独自にいろいろなことを勉強し、
ますます、自分の心のための、防御、論理武装が激しくなりました。

最終的に、どうしようも無いくらいに、自分の中の心の壁が厚すぎて、
他人はおろか、自分でさえも、壊しようの無いくらいになっていました。

自分に自信が無いから、自分の心を守りたいから。
他人から攻撃されたくないから、どんどん心の壁を作っていってしまいました。

だから、昨日みたいなことが、よっぽどのことが無い限り、
心の壁を壊すことは出来なかったのです。

おそらく他人では、自分の心の壁を壊すことが出来ない。
最初のエヴァのアスカの精神汚染ではありませんが、
自分の心の方から、壊していかない限り、心の壁を壊していく、
弱めていくことは出来なかったんだ・・・って感じました。

昨日、家内に、「俺は寂しかったんだ。」って言ったら、
「やっと気づいたか」って、言ってくれた。
(毒づくのは、家内の癖です)
ずいぶん前から、家内は自分のことをわかってくれていたんだって、
そう思ったら、すごい涙が出ました。
涙が止まりませんでした。

自分は要領が悪いです。自分は頭が悪いです。
自分は我慢できません。自分は自分勝手です。
自分は好きなことしかやりません。
自分は相手のことを思いやれません。
自分は後片付けが下手です。
自分はいつも夢ばっかりみています。
自分は足元(現実)を見ていません。
自分は先の保障(未来)のことなんて考えていません
自分はわがままなので、人間関係が下手です・・・・・・
本当に切りがありません。

家内は自分の欠点を補うように、
自分が書いたことの反対のことが出来る人です。

だから、結婚したんだと思います。
(家内は、今、それが嫌かも知れませんが・・・)

家内が自分と同じような考えを持っているならば、
90パーセントくらいの確率で、夫婦としてはうまく行かなかったでしょう。
自分みたいな、理想主義者同士で一緒になったら、
どうなるでしょうか。。。。。

家内が、現実主義者(リアリスト)で、
合理主義者(プラグマティスト)だからこそ、つりあいが取れている。
自分のセーブが利いているんだと思っています。

自分は、家は貧乏でしたが、一般的なサラリーマン家庭でした。
なんやかんや言っても、甘やかされて育ちました。
家内は、農家の母屋の生まれでしたから、どうしても、サラリーマンと違い、
自然環境で、作物が取れる、取れないで、収入が変わる。
だから、収入や、土地の考え方、働き方の考え方、いろいろな面で、
両親の苦労も見ていますし、舅小姑の様子も見ていて、人間関係の必要性を
見てきています。だから、必然的に現実主義で、合理主義なんでしょうね。

だから、一緒になって、自分は良かったと感じています。
ただ、家内からみて、良かったと思っているかは別です。
もしかしたら、もうすでにSOS状態、それ以上に酷い状態かも知れません。

今日、家内に言われました。
「共働きを考えるんだったら、もう少し家事のことも、リハビリと一緒に考えて」
「もうリハビリをやるだけの状態ではないはずでしょ」
「こうしたら、手際よくやれるか、どうしたら、無駄のないように行動できるか、
絶えず考えないと駄目」
「なんでも手抜きするから、面倒くさがるから、いけない」
「怪我しないように、危ない目にあわないようにするには、手順を考えて」
そう言われたんです。

そうなんですよね。でも、これまで、そういうことを考えたこともあんまりなかったので、戸惑ってしまいます。
ですが、家内が、「まつけんの仕事はお客様にコンピュータでサービスをする仕事でしょ。良いサービスをするということは、どうしたらお客様に喜んでいただけるかを考える仕事でしょ。それを手抜きしてはいけないし、それが出来なければ、復職できないと思う」

ぐうの音も出ませんでした。かなりキツイ言葉ですが、でも真実です。
素直に受け止めました。まだ、自分は考え方が甘いんですよね。
哲学とか何とか考えているよりも、そういう気の配り方が出来てこそ、
システムエンジニアという仕事が成り立つんですよね。
お客様と直接向き合う仕事ですから、喜んでもらうための、
考え方をしないと、どんなにそのシステムが良いものでも、
駄目なんですよね。

家内にとっても教えてもらいました。
生き方をもっと考え、改めたいと思っています。
そして、それを人生に、仕事に生かして生きたいと思っています。





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最終更新日  2006年09月23日 22時39分07秒
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