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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
右足を出す。
左足を出す。 息を吸う。 息を吐く。 これだけの動作なのに、 歩いたり走ったりできる。 だが、歩けないときもある。 走れないときもある。 そんなときこそ、左腕、右腕を使え。 這いつくばってでも、もがいて、 前に進め。前に。前に。 夢は幻想だ。 夢は妄想だ。 夢は欲望だ。 そして一部の夢は金で解決できたりもする。 手に届くものや行動は夢ではない。 タダの願望だ。 そんな夢のために、何故人間は動く。 何故、俺はそんな馬鹿馬鹿しいことを考えながら、 歩き続けるのだろうか。 時間の概念などない。 過去とは、今、在る人間の想起。 未来も、今、在る人間の夢想。 決してリニアな軸ではない。 そして、今、右足を出し、 そして、左足を出し、 息を吸い、息を吐く。 その繰り返しで生きている。 今の俺。 きっと、環境が変わろうとも、 この動作は変わらない。 俺が生きている限り、変わらないのだ。 一歩ずつ死に近づいていると勘違いしていないか? 死は俺の隣にいるのだ。 ささやいているのだ。 だから、俺には、選択する権利がある。 生きる権利と死ぬ権利。 きっとみんなは知っているはず。 でも、知らないふりをしているだけ。 王様は裸だ。裸だ。裸だ。 それを知ったら、平和とただ叫ぶだけの行為が むなしくならないかい? 平和な場所で、他人の平和を訴えることが、 どんなにむなしいことか分かるのかい? そして、世の中が平和であっても、簡単に死ぬことが 出来るのだから。 それでも、俺は生きる。 死を見つめながら、生きる。 狂っていると思われても構いはしない。 この世でいったい何が狂気なのかの定義をし、 納得できる答えなら、教えてくれ。 皆が言う狂気は、ただ単に自分と何かを共有できない人を 罵っているだけではないのか? 自分とは違うものに対しての嫌悪ではないのか? 世間ってな何だ?単なる集合意識、幻想じゃないか。 そんなんに振り回されてどうするんだ。 人間、ひとつ転べば、いくらだって狂うことも出来るし、 死ぬことも出来る。意志があっても無くてもご自由に。 それでも、俺は生きる。 死を見つめながら、生きる。 右足を出す。 左足を出す。 息を吸う。 息を吐く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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