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まつけん7

まつけん7

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2006年10月05日
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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
今、復職を目指すために、日々精進をしている。
まるで、雪道登山のよう。

蜘蛛の糸ほどの、自信を胸に、
先がどれだけかかるか分からない、
その果てに、復職は見えるのか。
そして、復職がゴールではなく、
通過点でしかない自分に、
いったい何が出来るのか。
そんなことを考えながら、
雪山を登ることは、
辛い一歩一歩なのだ。
ひとつ間違えば、
また、崖から落ちてしまい、
ここには戻れないかもという不安。
そして、それに負けてはいけないという鼓舞。
だが、どこにも、何も未来の保障がないという心の揺らぎ。
それらがせめぎあっている。

この世界は1+1=2なんて言う世界ではない。
数値化されない世界。
絶対なんてない。コンピュータみたいにYes,Noで言えない。
同じ薬でも、この人には有効で、この人には毒だったり。
信頼という自信もありえない。
最終的に、主治医と精神病患者というのは、分かり合えるのか??
そこに信頼というのはあるのか?

「体調はどうでしたか。
 薬はどうですか。
 生活に変化はありませんか。
 合わないなら違う薬を出しますね。」

これらの会話の中に、どれほどの信頼関係が生まれようか?

1+1=2ではない。

だから、皆、苦しみ、もがき、
時には、人生をあきらめるのだ。

そうであっても、俺は生きる。
たとえ、鬱が治らなくても、俺は生きる。

悲しいけれど、自分の周りの何が信用できるのか?
俺は苦しみ、頼り、依存し、傷つき、そして、関係を絶ってきた。
自分の病気は自分しか知りえず、主治医を含めた周りは自分の表層にあるものを
見ていて判断するだけである。コアな部分には誰も触れない。
触れることができないのだ。
自分以外。

だから、俺は俺の中に入り込み、もがき、苦しみながら、
俺と俺の病気と戦うしかないのだろう。
もしかしたら、一生戦わなければいけないかも知れない。

俺しか、俺を救えない。。。
そんな気がして、
周りから断絶された、頭にかすかに残った、
「ヒューウ」と言う音とともに、
寂しさと、孤独と、俺のみが存在していると思うと、
やはり少し気が遠くなるのだ。
俺が思えば、世界が現れ、やってくるが、
俺が思えば、世界も壊れ、闇がやってくるのだ。





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最終更新日  2006年10月05日 18時06分04秒
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