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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
今、復職を目指すために、日々精進をしている。
まるで、雪道登山のよう。 蜘蛛の糸ほどの、自信を胸に、 先がどれだけかかるか分からない、 その果てに、復職は見えるのか。 そして、復職がゴールではなく、 通過点でしかない自分に、 いったい何が出来るのか。 そんなことを考えながら、 雪山を登ることは、 辛い一歩一歩なのだ。 ひとつ間違えば、 また、崖から落ちてしまい、 ここには戻れないかもという不安。 そして、それに負けてはいけないという鼓舞。 だが、どこにも、何も未来の保障がないという心の揺らぎ。 それらがせめぎあっている。 この世界は1+1=2なんて言う世界ではない。 数値化されない世界。 絶対なんてない。コンピュータみたいにYes,Noで言えない。 同じ薬でも、この人には有効で、この人には毒だったり。 信頼という自信もありえない。 最終的に、主治医と精神病患者というのは、分かり合えるのか?? そこに信頼というのはあるのか? 「体調はどうでしたか。 薬はどうですか。 生活に変化はありませんか。 合わないなら違う薬を出しますね。」 これらの会話の中に、どれほどの信頼関係が生まれようか? 1+1=2ではない。 だから、皆、苦しみ、もがき、 時には、人生をあきらめるのだ。 そうであっても、俺は生きる。 たとえ、鬱が治らなくても、俺は生きる。 悲しいけれど、自分の周りの何が信用できるのか? 俺は苦しみ、頼り、依存し、傷つき、そして、関係を絶ってきた。 自分の病気は自分しか知りえず、主治医を含めた周りは自分の表層にあるものを 見ていて判断するだけである。コアな部分には誰も触れない。 触れることができないのだ。 自分以外。 だから、俺は俺の中に入り込み、もがき、苦しみながら、 俺と俺の病気と戦うしかないのだろう。 もしかしたら、一生戦わなければいけないかも知れない。 俺しか、俺を救えない。。。 そんな気がして、 周りから断絶された、頭にかすかに残った、 「ヒューウ」と言う音とともに、 寂しさと、孤独と、俺のみが存在していると思うと、 やはり少し気が遠くなるのだ。 俺が思えば、世界が現れ、やってくるが、 俺が思えば、世界も壊れ、闇がやってくるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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