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まつけん7

まつけん7

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2009年02月23日
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テーマ:鬱病(2269)
カテゴリ:躁鬱病とたたかう
昨夜9時のNHKスペシャルは見応えがあった。

これまでの報道の仕方から数歩も切り込んだ内容だった。

簡単にまとめてみると。。。

==================================================================

・うつ治療の長期化が進み、長期治療している患者が増えている。

・医者が抗うつ薬を過剰に与えている場合もある。

・しかし、病気の程度によって、どれくらい投与すべきかというガイドラインは現在のところない。平成23年頃までに厚生労働省が策定予定。

・よって医者によって、投薬の量は本当にまちまち。

・うつ(気分障害)とそううつ病(双極性2型)の判断ミス、誤診をするケースもある。処方する薬の内容、投薬の量も変わってくる。
 が、問診だけではその区別が見極めにくい。

・精神科、神経科などは専門技術を持っていなくても、つまり、他の専門医でもカンバンを出せることが出来る。例えば脳外科専門でも開業可能。

・医療ビジネスとして、クリニックを作りやすいこと。
 (極論すれば机と椅子があれば開業可能ということ)

・精神疾患の治療には薬はもちろん欠かせないが、それだけでは無いと言うこと。
例1 認知行動療法などのカウンセリング(イギリス取材)
例2 脳波?の測定機器で脳の動きを見て、病気を判断する研究。
例3 磁気を頭にあてて、脳を刺激する方法(昔の電気療法に近い?)

・しかし日本ではカウンセリングなどは健康保険が適用されないため、薬以外の治療方法を受けるのが金銭的に難しい。(個人的に調べたのでは、1回1時間6000円から1万円くらいが相場)

・日本も精神疾患治療に対して投薬+αの治療方法が出来る仕組みを検討する必要がある。

====================================================================

ざっくりこんな感じ。間違っていたらご指摘下さい。

今回のNHKスペシャルはかなり突っ込んだ報道の仕方で
全体的には良かったと思う。

野村先生が途中、自己矛盾しているギャグを放っていて、
姜尚中氏が苦笑いしていたのが、個人的に受けたが。
(「TVなどにバンバンでている医者を当てにしてはいけない」って、
ちょwww)← ニュアンス的にこんな事を言ってた。

普通、うつなどの精神疾患に関する書籍やTV報道を見ると、

最終的には早めに病院に行くこと。薬を飲めば治る病気だと伝えるのがほとんど。

うつは心の風邪だと言う内容がほとんどだっただけに、

今回、薬の過剰処方、それによる副作用などを伝えたことはすごいと思う。

薬+αの治療の考え方、日本における投薬治療以外の問題点まで切り込んだ点は評価出来る。

まだ見ていない人や、精神疾患を患う人を支えて居る方は是非見てみて考えてみると良いと思う。

個人的にはとても良い番組だったので、きっと再放送してくれると思う。

って言うか期待する。


------- 以下は極めて個人的な書き込み ---------------


自分はそううつ病を患って8年。もちろん本やTVの情報も取り入れたし、家族のサポートもあってここまで生きてこられた。

が、やはりそんな自分でも投薬治療に対する疑問はあった。

後は問診自体のあり方、処方箋(今通院しているクリニックは出ない!)のこと。

色々問題は見えていたが、別のクリニックに転院するのは手間とリスクを伴うので止めているというのが事実だ。

医者との関係を一からやり直す、それが社会復帰の道をよりいっそう遠ざけることになるのではという危惧があるから、

転院したい気持ちはあれど、実行に移せない。

不審を抱きながらも、こちらでそれを割り切って自分で乗り越えて行かなければいけないんだろうと半ば諦めているのが現実だ。

所詮、今の日本の精神医療では、基本的には対症療法しかないのだから。

薬の効き目を見て、薬を増やす、減らす、薬を変えるしかない。

せいぜい抗うつ薬の効果、副作用を見るための血液検査、尿検査くらいか。

それ以外に医者が客観視して判断出来る基準が無いから。

患者の現象を見て、判断するしか方法が無いから。

だからどれだけ辛い、苦しいと言う心の叫びを医者に訴えても、最終的にはその言葉自体は医者の心に届かないとこれまでの通院で気づいた。

医者にとっては、薬が効いているのか効いていないのか。

そして副作用があるか、無いか。判断材料はそれしか無い。

それ以外は、カウンセラーさんとか、他の人に相談してね。

通院して何年か経って、主治医がそういうことを言いたいんだろうなと感じた時に、どうしたら良いか途方に暮れた。

その後自分が取った行動は、この今の状況から抜け出すこと。

自分から薬依存を抜け出し、寛解を通じて、もう医者に世話にならないようにすること。

もう通院しなくていいですよと言われるまでに快復すること。

これが唯一の道だと思った。

医者に依存しない。薬を絶対視しない。

言われるまま飲まない。

もちろんリスクはある。

医者の言うことを聞いて無くて、薬を飲まなくて、
うつが酷くなっても文句は言えない。

すべて自己責任。

でも、他人任せにして生きるのは嫌だ。

俺の人生は俺の物だ。

他人や物質(この場合、抗うつ薬)で生き方を左右されるのはもうまっぴらだ。

精神医療の世界は博打に近い。

治療に正解など無い。

だったら、患者だって博打を打ってもいいと思う。

もちろん自己責任で。

自分の人生は自分で決める。

その大切さを教えてくれたのはうつ病だ。

色々辛い思いをして、周りの人に迷惑や負担をかけ、

人生のかなりの部分を費やしたけれど、

それでも実りのあるものを得られていると思っている。







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最終更新日  2009年02月23日 15時14分45秒
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