アメリカ生活ブログ

先週、クラスで聞いた話です。

私が大学で取っているクラスの一つの先生は高校で現役で先生をしています。

先生の働いている学校区はマイノリティーの生徒が多く、先生の受け持っているクラスは英語を学んでいる段階の生徒だけのクラスです。

先生は用事があって、サブの先生に１日お願いしたそうです。

そして、先生は授業をどうしてほしいか細かく記入した教材を置いていったそうです。

しかし、そのサブの先生は結局何もせず、座って寝ていたそうです。

それを目撃した他の先生が、私の先生にEmailして、問題が発覚したそうです。

そして、生徒達は１日何をしていたかというと、インターネットをしたり、音楽を聞いたり、騒いでいたそうです。

問題はここで終わりませんでした。

確かに生徒の態度はよくなかったかもしれません。

ですが、サブとして生徒達をコントロールし、与えられた教材をこなすのが先生の仕事ですよね？

その寝ていたサブの先生は１度だけ、生徒を注意したそうです。

しかも意地悪に。

サブの先生は生徒達に私の先生が準備した教材も使わず、何をするのか、ろくな指示も出さずに、ただ騒いでいた生徒を怒鳴り、脅したそうです。

そして、生徒に

「この国が嫌いで、英語もわからないなら、さっさと自分の国に帰れ！」

と何をしていいのか解らず、騒いでいた生徒に向けて言ったそうです。

教育者として、人として言ってはいけない言葉だと思いませんか？

生徒にも騒いでいたのは責任があると思います。

ですが、それをコントロールしてサブとしての責任を果たすべきだったと思います。

私の先生のクラスにはアメリカに来て１ヶ月も経たない生徒が
人いるそうです。

先生は、泣きそうになりながらこの話をクラスでしました。

だからこそ、自分はこれから教育者を育てる現場にいたいし、そして先生として頑張っていきたいと。。。。

暴言をはかれた生徒などの気持ちを考えると、私までほろりと来てしまいそうになりました。

きっとアメリカで英語で苦労した事がある人なら、この暴言に憤りを感じるのでないかと思います。

もうそのサブの先生がその学校区で働く事はないかもしれませんが、そういう態度の人は他の場所でも、外国人や英語が出来ない人を見下しているのかな、と思います。

アメリカは英語が出来ないと、アメリカ人と同等に扱ってくれない、または教育に欠けている人間とみられてしまう所があると思います。

ですが、教育現場に立つ人間が、こんな態度であったら情けないなーと思いました。

ましてや、英語の能力を伸ばすクラスなのに。。。。

私を含め、クラスの学生全員がこの事件に驚いてしまいました。

今回、私の先生は自分の生徒を本当の子供の様に接しているのがよく解りました。

そして生徒の英語力を伸ばすために、学力を伸ばすために日々努力していることも。

こういう先生が増えたらいいのになーって思いました。