JAZZかに合戦

初めてあったのは、もう25年も前になるんだな

彼の登場の仕方には、いつも驚かされた。
年末にかにと2人で遊びにいくと、きまって連絡をくれ

ファミレスで何時間も話したっけ
そのあと急にスタジオに入るという。演奏したくなったと言う
半ば強引に3人でスタジオに入り

しょうがないなDUOを聞くはめになったなと思っていると
カツコもさドラムで入ってよ。
酒の勢いもあって、一緒に演奏をした。後でその録音を聞かされた時には、驚いたけど

それから数年後、札幌のグルービーでの演奏で久しぶりにあった、彼は
少し変わっていた。天真爛漫で明るくていつも笑っていた彼が
演奏中に私のところに来て、
「かっちゃん、俺の音、ちゃんと鳴ってるかな」
なにかに怯えるようにそう言ったのを覚えている。

それから数年、場所は札幌だが会う機会が増えた。あれっと思ったら
札幌のグルービーに来ている。
なぜか変な駄洒落を吉田さんと連発し盛り上がっている

ある日は小松まさおに似ていると言ってもりあがると
しばらくすると、小松まさおと一緒にとった写メが送られてくる。
いつもかには聞き役で、彼が話し役。
いつも急に電話が鳴る。真夜中の駄洒落攻撃。

今年数度かにが演奏する機会があったか、それもかなわなかった

2008年突然電話が鳴り、アルバムを作るのでbassを弾いてほしいと言われ
た時のことを思い出す。あの時本当に本当に、嬉しそうに
私にかにが言った。俺上手く引けないよって言ったんだけど。
俺がいいんだって、あいつ馬鹿だよなって
嬉しそうだった。
実はあのアルバムは当初ピアノを入れるはずだった
秋田は南山を押した。夜遅くまでその話をしていたのを、横で聞いていた
今度一緒に演奏するときは南山を入れて演奏すると話していたのを
覚えている。

人がどう音楽と係って、生きていくかは、自分で決めなくてはいけない
時には、その音楽が自分の足かせになり、重くのしかかる場合もある。
でも一時の夢のような出来事や忘れられない数々のシーンが
それを打ち消し、それでいいと思える時もある。
http://d.hatena.ne.jp/joefree/20090630/1246290634
http://plaza.rakuten.co.jp/lalameans/diary/200910100000
一昨日、東京に飛んだ秋田からの電話
今日は、ろい（彼の息子）の2歳の誕生日なんだ・・

決して忘れない
ありがとう